2015年07月22日

ファジアーノ岡山 ダブルヘッダー観戦

Jリーグに加盟しているクラブは、赤字のところが少なくない。

(今日発表された、Jクラブ個別情報開示資料によると、ベガルタは残念すぎる数字だ…
昨年の今頃、J1首位なのに監督を解任したチームの事情も見えて面白い)


そんな中、親会社も無いのに、順調に規模を大きくしているクラブがある。


「ファジアーノ岡山」だ。



トーキョーからは遠いので、なかなか行けなかったけど、先週末にホームゲームへ行ってきた。

それも、JFL「ファジアーノ岡山ネクスト」とダブルヘッダーで。




岡山駅に着いたのは、前座試合「ファジアーノ岡山ネクストvs鹿児島ユナイテッド」のキックオフ15分前である。

西口に出ると、目の前に大きいNHKビルが建っている。
そこには

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大きくファジアーノのロゴが出ている。

駅前でこれだけ大きくチームをアピールできるとは…
公共放送のビルに、掲出できるとは…

このチームの営業力の強さを実感させられた。


目的地のシティライトスタジアムには、キックオフと同時に到着。

ゲートでチケットを見せたとき、「行ってらっしゃい」と声を掛けられる。


試合は、前半立ち上がりに鹿児島ユナイテッドが先制する。
(このとき、鹿児島の得点表示が、何故かマルヤスになっていた………)

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前半は特に見せ場がなく終了。特に、ネクスファジ(ファジアーノ岡山ネクスト)は、シュートが0本だった。


一旦ゲートを出て、Jリーグ屈指のスタグルを購入。
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その後、再入場口のゲートでチケットを見せたとき、「お帰りなさい」と声を掛けられる。

昨今の日本では「ホスピタリティ」という言葉の使われる機会が多いけど、このスタジアムには間違いなく「それ」がある。
しかも、自然とできるからうらやましい。


後半になると内容が一変。


なんと、ネクスファジが逆転に成功する。


そのまま、試合終了。ネクスファジは会心の勝利。

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ファンとのラインダンスもいい雰囲気だった。


鹿児島ユナイテッドは、ファンが50人近く駆け付けたが、痛恨の逆転負け。
ファンの声はよく出ていたけど、

他人事ながら、前半シュート0本のチームに逆転負けを喰らうようでは…



その後は、J2の試合が始まるまで、市街地で時間を潰す。

市街地でもファジアーノの幟が多く見られた。


その幟には、

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普通だと、「頑張れ!」とか「勝利!!」とか「絶対J1!」とか書くところで、クラブの永い存続について書いている。


非常にいい傾向だ。

成績をウリにする手法が多いけど、成績が少し低迷すれば、客足が伸びないことになる。
(今の鹿島は、まさにその状態)


逆に、負けがこんでいても、ファンがスタジアムに足を運ぶクラブはいいクラブである。

参考までに、ファジアーノのホームページでは、成績よりも平均観客動員が目立つ構成になっている。

(J2時代の松本山雅のホームページも、成績よりも平均観客動員が目立つ構成だった)



そして、夜のJ2リーグ戦「ファジアーノ岡山vs徳島ヴォルティス」も観戦。

徳島からも多くのファン・サポーターが駆け付けた試合は、徳島の圧勝だった。
(岡山は2枚目の交代まで、全く攻撃の形が無かった)



ファジアーノにとっては、ひどい内容の試合だったが、応援は目を引き付けるものがあった。

特に

・応援の中心部でも、女性や子どもが頑張って応援している姿


間違いなく、ホームゲームの雰囲気が作られていた。排他的要素は、ほとんどないように感じた。




関東では、ファジアーノサポの雰囲気なんて想像もつかなかった。

それでも、

タダ券を使わずに多くの観客動員があること(何せ、県知事や市長も年間パスを買っている)

チームカラーに染まったスタンド



このチームは今後も伸びていくだろう と妄想にふけりながら、岡山を後にした。

posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 22:16| Comment(0) | その他J1J2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする