2019年02月24日

アディショナルタイム  時間はまだある!

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べか彦のLINEスタンプは、今日の試合内容を予言していた気がする…






2月らしからぬ暖かい陽気に包まれた日曜日、ゼットエーオリプリスタジアム(市原臨海)で、サッカー天皇杯千葉県予選準々決勝が開催された。


ブリオベッカ浦安は関東リーグ所属のため、シード扱いとなり準々決勝から登場。相手は江戸川大学。


キックオフ1時間前に開門されたが、サッカーファンは片手で数えられる程度しかいない。
(スタンド入口近くの広場でボール回しを楽しんでいる浦安ファン5名を除く。今後は、浦安市陸でもボール回しをやりたい)


スタンドに入っても、ほがらかな雰囲気は変わらず。それでも、キックオフ時刻の10時半が近づくにつれて、200名以上のサッカーファンがやってきた。その中には、江戸川大学の学生さんも、第2試合に登場するVONDSのファンも。



果ては、栃木シティの代表取締役社長まで。







浦安応援席は、失礼なファン以外、誰でもウェルカムだが、同一リーグの社長が来るとは。


試合が始まると、浦安ファンは、自作のクリップボードを色々と動かす。

ファンにとっても、今シーズン最初の公式戦で、選手のプレーと位置関係がいまいち掴めていないかったからである。

もちろん、声出し応援はしていたが、システムや選手の特徴の雑感を話す場面もあった。代表取締役社長が、クリップボードを覗くときもあった。



ピッチ上では、浦安の選手が目的をもってプレーしているように見えた。

江戸川大学の対応が遅れた場面で、浦安の先制点が生まれる。秋葉の浮き球バスから、FWが裏に抜けて、最後に決めたのは田宮。


この先制点で流れが来ると思ったら、ピンチの場面でクリアが中途半端になり、豪快なミドルシュートを決められて同点。



前半はこのまま終了し、後半は膠着状態になる。両チームとも、勝ち越し点を狙いたいが、安定した守備を崩したくないジレンマを抱えているように見えた。

そんな状況で、勝ち越しゴールを決めたのは江戸川大学。アタッキングゾーンで得たセットプレーから直接フリーキックが決まった。(おれには、誰かに触ったように見えたが)

このゴールが決まってから、後半終了までは25分くらいの時間があった。浦安は、選手を1人変えて流れを変えようとする。テクニックはチーム屈指の小島樹を投入。


ボールは保持できるようになった。相手が引いて守る意識を強める。時間はあっという間に経ち、残り時間は15分程度。


ここで、小島がカウンターを仕掛ける。江戸川大学の選手はファールで止める。主審が黄紙を提示。その選手は既に1枚提示されていて、退場処分となった。

ビハインドだが数的優位になった浦安は、選手を2名交代。藤池とセイジ・ローズを投入。

セイジは最前線に入る。完全にパワープレーだ。浦安ファンは、「カモン浦安」のチャント(応援歌)をぶっ続けて選手を鼓舞する。

サイドからクロスがどんどん入る。ロングスローを何本も投げた。しかし、ゴールが決まらない。


4分のアディショナルタイム突入直後には、バー直撃のシュートも打った。こぼれ球にも反応した。それでも決まらない。


残された時間は、ほとんどない。ピッチ上では、ガックリ倒れてしまう選手が2人いた。明らかに落胆している浦安ファンもいた。








この時間帯の前後、おれは昨日の出来事が脳裏をよぎった。

Twitter上では「応援家」を名乗る方と一緒に、「J1リーグ湘南vs札幌」を現地観戦していたときの会話だ。

札幌サポーターに近いところで観ていたが、82分に湘南が先制点をあげ、札幌は1点ビハインドだった。


札幌は決定機をつくるのに、シュートを決めることができないシーンが続いた。

浦安がこの状況になれば、ファンがため息をつく人が多い。

しかし、コンササポは、チャントをぶっ通しで続けた。その光景を見た応援家とおれは、「こんな応援がしたい」と意見が一致した。(この場面以外にも、いろいろな話をさせてもらった)







話を元に戻す。

浦安は決定機を決められなかった。10秒ほど「空白の時間」ができてしまったが、すぐに「カモン浦安」チャントを続けた。

最後の執念だった。

アディショナルタイムが残り1分になろうとしたとき、左サイドのクロスからゴール前で混戦となり、

竹中のボレーシュートが決まった。同点に追いついた!

シュートを外しても、下を向く様子を見せない選手が、劇的ゴールをあげた。




まだ同点なので、おれは平静を装っていたが、浦安応援席は狂喜乱舞。江戸川大学の選手は、明らかに落胆している。このまま後半終了。


(おれは即PK戦に突入すると思っていたのに)、延長戦へ突入。





浦安は、1人多い状況なのでボールを保持して、いい攻撃を見せたが、勝ち越し点は決められず。このまま延長戦も終了。


PK戦は浦安が勝って、準決勝へ駒を進めた。


(江戸川大学が勝ち越してから、後半終了直前の同点ゴールまでの印象が強すぎて、それ以降の展開が頭に入っていない)




PK戦で勝った直後、都並監督が控え選手やコーチ・スタッフと笑顔で握手している様子をみて、なぜか嬉しい気持ちになった。


浦安の選手たちが、あいさつに来てくれる。みんなやりきったいい笑顔だった。


ピッチ上では次の試合のアップが始まっているし、選手は疲労困憊だからラインダンスは自粛、と思ったが、



5〜6人の選手が、ラインダンスの準備をしていた。

なので、ラインダンスを決行。子どもたち数人も参加してくれた。ファンよりも、選手のほうが多いラインダンスも珍しい。

(このブログを書いている途中、竹中と村田は、浦安で初参加だったことに気が付いた)



このラインダンスを浦安市陸で1回でも多くやりたい!と思いつつ、おれは帰路についた。


posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 18:42| Comment(0) | 2019 超変革の浦安 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年02月10日

サッカークラブを飲食店に例えると(2019年版)

注意・ 途中までは、4年前に書いた文章とほとんど変わらないので、 以前も見た人は最後の「おまけ」だけチェックしてほしい


サッカークラブを飲食店に例えると

らスレ(2ちゃんねる)の中で、「サッカークラブを飲食店に例えると」という書き込みがあった。その一部を引用する。


 サッカークラブを飲食店に例えると、まずクラブとしての方針がある
飲食店で言えばどんなジャンルの料理屋にするかだ

 日本料理なのかフランス料理なのか中華料理なのかラーメンに特化するのか
まずこれを決めるのが一番重要

 次に食材集め。これがGM(強化部長)の仕事
チームの方針が定まっていないと
ここでどんな食材を集めていいのか困る羽目になる

 最後に食材を使っての料理
これが監督の仕事

 料理店の方針すら決まっていなくて、
食材も色んなものをバラバラに仕入れているようなクラブが
監督に「料理が下手過ぎる」と怒っても無駄な事
監督を変えても同じ事にしかならない





 おれは、この考えに共感した。これ以降の書き込みでは、フロントの体質及び監督の采配を揶揄する文面が目立った。
 
 普段まとめブログなんて見ないが、この内容は興味深く閲覧した。

 しかし、書き込まれなかった内容にも、例えておきたいことがある。

 
 それは、以下の2点である。

(1)J1ライセンスを飲食店に例えると

(2)常連客の質(店内の雰囲気)を飲食店に例えると



 まずは、(1) Jリーグライセンスを飲食店に例えると について


 Jリーグに入会するためには、「Jリーグクラブライセンス」を取得しなければならない。

 その項目の中に、成績や財務が入っていることは理解できる。

 しかし、ユースチームの創設は理解しかねる。

 ユースチームという名目の元、自前で食材を育てる、いわば「儲からないことをする」必要はあるのか?地元の契約農家と良好な関係を築いて、外務委託すれば経費も掛からない!!


 もう1つ理解できないのは、スタジアムの座席規定である。

 ラーメン屋が、行列のできない頃から、席数を極端に増やして経営は成り立つのか?

 不釣り合いに大きい店では経営が成り立たない
 普通の経営者なら、常に行列ができる(≒)人気の店になってから、拡張なり新規出店を考えるだろう。
 座席規定をクリアすることから考えるのは不自然だ。←大量の税金を投入する場合はなおさら

 というより、現在の店舗の大きさ(収容人数)で、利益を得ることができれば、拡張する理由はないはず。それなりにおいしい料理を、それなりの人数が楽しめているのに、無理やり規模を拡大する必要はない


 Jリーグではないサッカーチーム(このブログでは、ミシュランガイド未掲載に例える)でも、素晴らしいサッカーチームはたくさんある。





続いて、(2)常連客の質 について

どんなに店の雰囲気がよくて、料理が美味くて、安くても、
常連客が悪態をつく場所に客は来ない。


 もちろん、客はお金を払っている訳だから、店側に自分たちの要求をするのは一向に構わない。
 しかし、店として、その要求に100%応える義務はない。そのときの感情に任せて、暴れてしまえば、
 これから行こうとしている客から、「常連客が暴れる店」だと思われるのだ。
 
 そんなリスクを冒してまで、常連客が、他の客や店員に過度な要求をする意味はない。









おまけ
全国のクラブを適当に選んで、適当に評した


ヴァンラーレ八戸
1人の常連客が、店長や食材より有名。
今年から、ついにミシュラン掲載!
おめでとうございます!



ラインメール青森
近くにあるライバル店が、ミシュラン掲載。
大型店舗が完成予定のため!?、それなりに豪華な食材(旬のものかどうかはさておき)を取りそろえた。
まずは、現状の中型店舗に多くのお客さんを呼んでほしい。



ジェフ千葉
3つ星から遠ざかること早10年目。
まさかの料理長継続で、資金繰りに苦しんでいると予測。
「3つ星獲得プレーオフの最多出場記録」を伸ばしてほしい。3つ星復活を望む。



ブリオベッカ浦安
契約農園から派生して産まれた。
5年前は、浦和の料理長にも褒められる食事だった。
しかし、素材の良さが失われて、かつ料理長は同じ料理を作り続けた結果、仮設店舗からやり直し。
知名度が非常に高い料理長を抜擢したが、5年前と同じ料理を同じレシピでつくり続けたら…



スペリオ城北
月に数回営業する屋台。
いい素材を集めるため、屋台らしからぬルートを開拓。新鮮な食材を調達できそう。



南葛SC
ミシュラン掲載から程遠いのに、2次元の世界ではかなり有名。
屋台村の中に、中型店舗を構える。
でも、どんな料理を作るのかよく分からない。



東京ヴェルディ
昔は名門料理店
殿様商売で地元との関係をないがしろにしたため、規模を大幅に縮小した。
2008〜2009年は常連客が暴走したが、今ではかなり取っ付きやすくなった。
破産寸前から再生して、ミシュラン3つ星を取り戻すのも可能?



川崎フロンターレ
上記の店を反面教師にして、地域密着を全面に推している。
店の方針で、一見さん(新規)を取り込むイベントを数多く実施。
結果、素晴らしい売り上げを記録。店舗周辺の人口も急増しており、言うことなし!?



松本山雅FC
地方都市とは思えない集客力をバックにして、再びミシュラン3つ星に!
常連さんの頑張りにも支えられて、規模を少しずつ広げることに成功した。
ここの客は、「冷蔵庫の残り物」で作った料理を、おいしく食べる術を知っている。



ガンバ大阪
ミシュランの星が一時少なくなった。
しかし、すぐ3つ星に返り咲き、理想的な店舗も手に入れた。
なのに、10年前と違い「超一流の食材」が手に入らず…
個人的には、13年前(2006年)の料理が絶品だっただけに、もったいない



ヴィッセル神戸
すしざんまいの社長のようなワンマンオーナーが有名!?
世界的に有名な食材を手に入れ、多国籍料理に挑戦中。
その分、料理の代金も世界基準の高級店になった。
今年大注目のお店。




ファジアーノ岡山
異例の転職をした社長の元、着実に固定客を増やしつつある。
しかし、「国策」で社長が離れることに。
固定客が増え続ければ、新型店舗を手に入れられる。



サンフレッチェ広島
料理長・料理の味と、店舗の立地・大きさは関係ない。



サガン鳥栖
幾度も迎えた破産寸前の状態から、最高峰の大会へ進出を果たした。
いつもおいしい料理とはいえ、いつも味の違う気がする。



ホンダロック宮崎
徹底して地域密着を掲げる。食材の半数近くは宮崎産(出身or学校が宮崎)
なので、地元の評判はよい
アマチュア全国大会に出るも、味はイマイチ。
最近は、いい食材が宮崎県外から入ってきて、味もよくなった。
シャアの格好をした常連客がいると、その店内での滞在を、大いに楽しむことができる。



付け足し、異論などあれば受け付ける。
posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 22:32| Comment(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする