2019年08月25日

都並さんが初めて名監督になった日

今日の昼12時45分。おれは東武日光線・新栃木駅に降り立った。

列車を降りると、夏の熱気がおれを迎えてくれた。改札を通り、駅構内にあった幟(のぼり)は、栃木SCの告知。


それを横目に見つつ、タクシーで栃木市総合運動公園陸上競技場へ向かう。


競技場までは1,090円。競技場の入り口近くはカラーコーンで囲われており、その中に入る段階でチケットを買わなければならない。


そのチケットは、関東サッカーリーグのチケットだ。

今日の対戦カードは、栃木シティvsブリオベッカ浦安


芝生エリアのチケットを購入し、競技場内に入る。


アウェイチーム応援エリアには、浦安を応援するファンが10人以上いた。「この試合で勝たなければ」リーグ戦で3位以内に入ることが厳しくなる。すなわち、昇格が絶望的になる。


特に大事な試合ということは、全員がわかっていた。


おれが競技場に入って間も無く、キックオフ。


前半15分は静かな立ち上がり。栃木シティが個人技で相手を崩そうとする意図が伺える。浦安は、いつも通りサイドから好機を狙う。


1週間前の浦安市陸と同様に、15分毎に飲水タイムが設定されていた。最初の飲水タイムが終わった直後、栃木シティが先制点をあげる。

山村佑樹の個人技。PA近くで浦安の選手をフェイントで剥がした直後、地を這うようなライナー性のシュートだった。


とはいえ、1点取られるのは、もはや恒例行事。浦安ファンは気落ちせず応援を続ける。


しかし、あっさり栃木シティが追加点をあげる。やや遠い位置でフリーキックのチャンスを得て(浦安ファンからは、判定に不満の声が出ていた)、ファーサイドで折り返し、キムソンギ(北朝鮮A代表経験者)が体ごとボールをネットに押し込んだ。



浦安から見れば、2点ビハインド。決定的なシュートを打てない状況で、さすがに焦りがつのる。


前半40分過ぎには秋葉がいい形でシュートを打つ。これは決まらなかったが、少し内容が良くなる。前半のうちに1点返せば…という想いは強かったが、前半はこのまま終了。いい崩しからのシュートは、ほとんど見られなかった。



暑い気候のアウェイゲーム。個人技が強烈な相手に2点のビハインド。


いつも交代が遅い監督はどう動くか、控え選手の様子を見ていると、最初に植田がロッカールームに下がった。少しの間をおいて、小島 樹が下がっていった。小島は、ヒザに軽いテーピングが施されており、やや不安を覚える(3年前の竹中のように、力士が巻くようなテーピングではなかった)。


もっと不安を覚えたのは、残ったフィールドプレーヤーのシュート練習だ。PAから少し離れたところから打っていたが、ことごとく枠外に外れる。アウェイゲームなので、ボールを取りに行くこともできず、もどかしさを感じた。


結局、そのボールは控え選手が回収に回る。

おれは、近くまでボールを拾いに来た菊島に「後半頼むぞ!」と声をかける。菊島は、力強い返事をしてくれた。



勝負の後半。

都並監督は、浦安の声出しファンの予想と違った選手交代を行う。

交代を行ったポジションは、ボランチをサイドバックだ。前のポジションは選手を変えなかった。


しかし、田宮 諒のプレーは明らかに変わった。ひたすらDFラインの裏を狙い続けた。


それが見て取れた直後、浦安が反撃ののろしをあげる。最前線まで走りこんでいた、秋葉のゴール。ひとまずのエレクトリカルパレードが田舎で歌われる。


田宮のプレーは、相手の右SBとCBの裏を取るのが、非常にうまかった。(おれは、田宮のこういうプレーを見たかった!)


浦安が1点差に追い上げた直後の後半5分。栃木シティは2枚目の選手交代を行う。左サイドバックの交代だ。


この交代は、おれにとって意味不明。相手から見れば、秋葉のケアを重要視する判断なのだろうが、右SBとCBの裏を取られるのは野放図でよいのか?それと、ボランチが村田&小島という地域リーグ屈指のパス配給への対策を取らないことに、驚いた。


「愚の骨頂」レベルの交代が行われた後も、浦安の選手は躍動する。田宮は裏を狙い続け、村田&小島が急所を突くパスを配給し続ける。浦安ファンは、暑さをものともしない声援を送る。

なのだが、後半15分前後の時間帯は、攻め急ぎが目立った。


おれは「焦んなよ!」「相手の監督が1番焦っている!」と応援だかヤジだかよくわからない応援をする。


(浦安の声出しファンには、「都並も相手の監督も、試合中の修正能力はゼロに近い」とぼやいた。)


浦安は、カウンターからピンチを迎える場面も多かったが、センターバックの2人が何とか対応する。決定的なシュートを打たれても、GK山田がスーパーセーブを連発。


攻撃では、立ち上がりのような勢いはなくなったが、菊島投入の効果もありコーナーキックのチャンスは増えている。悪い流れではない。


後半30分の飲水タイム後も、大きな流れは変わらない。


浦安は臼井を投入。DFライン付近を縦横無尽に駆け回る。後半35分になったところで、栃木シティは松下を投入。逃げ切りの意図が見える。


残り時間が少なくなり、浦安ファンの応援が熱をおびる。その直後、PKゲット。


このPKは竹中が決めて同点に追いつく。浦安ファンはエレクトリカルパレードを歌うが、おれは1人で「カモン浦安」コールを始める。


同点に追いつかれた栃木シティは、外国籍のFW2人を立て続けに投入。


したにもかかわらず、浦安が決定機を迎える。PA外から竹中が豪快にミドルシュートを放つ。豪快にバーを揺らした。浦安ファンは、悔しさと驚きが混ざったような歓声でわいた。


後半アディショナルタイムは4分。


浦安がコーナーキックを得れば、GK山田が前線に上がる。それでも、決まらない。


直後に栃木シティがフリーキックのチャンスを得る。栃木シティのキッカーとキーパー以外は、全員がボールより前に出る。それでも、決まらない。


両チームとも勝ち点3を狙いにきている。浦安ファンは、暑さを忘れて懸命に応援する。


後半アディショナルタイムが4分に差し掛かったとき、浦安がカウンターでチャンスを迎える。菊島が裏を狙う。そこに、絶妙なスルーパスが出た!


菊島がシュートを打つ。と見せかけて、相手GKの体勢を崩す。そして、無人のゴールにボールを蹴りこんだ。


メインスタンド寄りの副審は、ゴールを認める判定を下した…




浦安応援席は「過去最強レベル」の狂喜乱舞。


言葉にならない雄たけび。


ハイタッチやハグの嵐。


グダグダなエレクトリカルパレード。


かすれ声の「菊島」コール。



センターサークルから栃木シティボールでゲームは再開したが、5秒後に試合終了。



あまりにも劇的な展開で、ブリオベッカ浦安は勝ち点3を手にした


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試合後のラインダンスは、今年1番盛り上がった(小島 樹のケガの具合は、少し気になった)。



ラインダンスの後は、選手数名とハイタッチ。菊島や村田とハイタッチできて、嬉しかった。


でも、個人的MVPはGKの山田。後半は、中島宏海を思い出させる安定感だった。


ハイタッチが終わった後の浦安応援席は、オーバーヒート状態。全く興奮が冷めない。10分以上その場で熱を冷ましてから、競技場を後にした。





ブリオベッカ浦安は、最も劇的な形で勝利をおさめた。


栃木シティは、最もショッキングな形で敗北を喫した。


とはいえ、勝ち点は栃木シティのほうが上回っている。



浦安にとって、まずはリーグ戦3位フィニッシュが目標になる。

次節も「相手にとって怖い」サッカーをしてほしい。



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posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 23:44| Comment(0) | 2019 超変革の浦安 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月19日

一体感ある相手に勝つため

GWのリーグ戦が中止になった影響で、8月上旬に行われたアウェイ桐蔭横浜大学FC戦。

ブリオベッカは0−1で敗北を喫した。


あれから2週間。

公式戦は行われなかったにも関わらず、「一部では」ブリオベッカに対する評価は上がっていた。


天皇杯3回戦 ガンバ大阪vs法政大学 試合情報 (日本サッカー協会)ガンバは、ほぼベスメン。


そして昨日、残暑厳しい浦安市陸で桐蔭横浜大学FC戦が行われた。


日なたにいるだけで、熱中症になりそうな暑さだったこともあり、試合開始1時間前でも観客の出足は全く伸びず。


それなのに、おれはスタグルを楽しんだ。


ジャマイカキッチンオルハのジャークチキン
(いつも通りなので、写真なし)


acona coffee のラテアート

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おまけ

千葉日報に、自分のイラストが載っているのを見つけたべか彦

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タオマフにサインするべか彦

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試合前に、子どもと一緒に太鼓を叩くべか彦

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それを必死に撮影するおとな

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本題は以上。ついでに、試合のことも書く。


桐蔭横浜大学FCは、前の試合から陣形をいじってきた。その影響もあり、前半15分は、お互いに静かな立ち上がり。

飲水タイム後、次の15分は浦安が攻勢を強める。しかし、決定的なシュートは打てず。


前半30分を迎えたところで、再び飲水タイム。


試合前にも客席に向かって演説を行ったおれは、懲りもせず、ブリオベッカ名物「勝手に乾杯タイム」を敢行。



おれの行いが祟り!?前半残り15分は防戦一方。いつ失点してもおかしくなかった。セットプレーではないのに、浦安の選手11人のうち9人が自陣PA内にいるシーンが何回もあった。


桐蔭横浜大学FCは少ない人数の攻撃で、浦安に脅威を与える。セカンドボールもことごとく回収。桐蔭横浜大学FCは一体感あるサッカーだった。酷い内容なのに、浦安ファンは、ヤジを飛ばしたり怒ったりしなかった。


長い15分だったが、無失点でしのぎ前半終了。



ハーフタイムのべか彦

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勝負の後半。


メインスタンドの端にいた浦安の声出しファンは、いきなり「カモン浦安」コールから応援を開始。この暑さなのに大丈夫か?と思った。


ピッチ上では、前半より一進一退の攻防が繰り広げられていた。


FW竹中が積極的にシュートを何本も放つ。竹中の1列後ろの選手たちも(いつもよりは)効果的にプレスをかけていて、内容は悪くない。客席も、少しずつ盛り上がる。

幡野のポジションが流動的になり、桐蔭横浜大学FCは捕まえきれない。


膠着状態だったが、都並監督が交代のカードを早めに切る。(当社比)


そして、後半30分過ぎに浦安が先制点をあげる。菊島の技術が光るナイスゴールだ。


得点直後のシーン

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エレクトリカルパレードが舞浜に流れる。


いつもの試合なら、自陣PA内に選手が密集するのだが、この日は違った。2週間前よりも、中盤が機能している。客席から悲鳴が飛ぶシーンは、あまりなかった。


そして、試合終了。ブリオベッカ浦安は、1−0で勝利。


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前半30分〜前半終了までの15分が酷かっただけに、この勝利は嬉しい。


勝利のラインダンスは、子どもたちも大勢参加し、とても良い雰囲気(写真なし)。


その後の選手によるお見送りも、笑顔であふれていた。



声出し応援をしたファンは、少し疲れていたが…




いずれにせよ、25日のリーグ戦は楽しみだ。(ケガや体調不良の選手は、決して無理をしないように)
posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 22:59| Comment(0) | 2019 超変革の浦安 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月09日

とても幸運だったアーセナル観戦

今年3月のロンドンサッカー観戦記の続き


レイトン・オリエントFC(イングランド5部)試合観戦記


チャールトン・アスレティックFC(イングランド3部)試合観戦記





ロンドンで2試合を観戦した翌日、

おれは観光名所を巡っていた。

ロンドン橋、バッキンガム宮殿、大英美術館etc.

この日のロンドンでは、プレミアリーグが2試合行われるのに、チケットを持っていなかった。渡欧の1週間前に航空券を予約した旅行なので、致し方ない。


しかし、諦めきれず、ダメ元でスタジアム周辺に向かった。


中心部から地下鉄で15分。





アーセナルの本拠地・エミレーツスタジアムだ。


キックオフ2時間前に着いて最寄り駅からスタジアムへ向かう道中、何人かのダフ屋から声を掛けられる。

それぞれのチケットの値段を聞いてみると、今回のヨーロッパ往復航空券に近い値段を提示される。

それもそのはず。この日の対戦相手は、マンチェスターユナイテッドだ。



(法令違反だが)ダフ屋から購入したとしても、そのチケットで入場できない可能性はある。

メンバーシップ(有料会員)であったとしても、チケットを買うのは難しい「世界屈指の好カード」だ。


らちが明かないので、市内の中心部へ移動。換金所で、3万円をポンドに両替する。


両替後、キックオフ近くになった頃合いを見計らって、スタジアム前に戻る。


今度は、自分からダフ屋に声を掛けてみた。

少し値は下がったが、5万円以上する値段を言われる。


注意.この直後、とても幸運な出来事が起こる。普通であれば、ありえないので、現地に行く人は自己責任で。



スタジアム近くで2〜3人のダフ屋と一言二言話をした後、

その様子を見ていたであろう初老の男性から声を掛けられた。


「チケットがほしいのか?」と聞かれたので、値段を質問する。

すると、ほぼ定価の答えだった。しかも、センターラインに近い席だという。今もって、アジア人のおれに声を掛けてくれたのか、いまだに謎だ。

半信半疑で「もちろん」と受け答えすると、


その男性は、笑顔を見せて、足早にゲートへ向かう。

ゲートに着くと、一緒に手荷物検査を受ける。

おれは、ほとんどの荷物をユースホステルに置いたままなので、ほぼフリーで通過。初老の男性も同様。


ここで、おれは定価に近い金額を渡し、メンバーシップカードを交換する。


そして、厳重なボディチェックを受ける。ここも通過。

ゲートに到着し、交換したカードをかざすと、OKサインが出た。この辺りから、おれの気分は最高潮に達する。


スタンド裏の通路に出ると試合開始直前なので、大勢のグーナー(アーセナルファン)でごった返していた。

スタスタ歩く男性についていくと、ピッチが見えてくる。そして、おれが持っているカードに記された座席が分かった。



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文句のつけようがない席である。

これが夢なら醒めないでくれ、と思った。


初老の男性には、ひたすら感謝の言葉を述べた。「中学卒業レベル」の英語を駆使して。

話を聞くと、親戚が急きょ来れなくなったため、年間チケットを現地で誰かに譲ろうとしていたらしい。

この時点で、「人生の運」を数十パーセント使った気もするが、一生の思い出になるのは間違いなし。


ほどなくして、選手がピッチに入場。


この日のスタメン。

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観客は総立ちの上、拍手で出迎える。

選手を見ると、明らかに体つきが「ごつい」。3部リーグとも明らかに違う。

ごつい体つきを見ていたら、マスコットと子どもがボール回しをしていて、何だか微笑ましい。



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しかし、キックオフの笛が鳴ったら、雰囲気はガラッと変わる。


総立ちの観客は、ゴール裏を除き着席。


着席したのだが、シュートまで持っていけそうな場面やレフェリーが(少しでも)おかしいジャッジをしたときは、観客が立ち上がる。ワンプレーワンプレーに対する反応が、日本では考えられないほど大きい。これは「観戦」ではなく「参戦」だ。
観客が立ち上がって、アーセナルの選手がシュートを外したときは「ウー!!」という高音を叫び、静かに座る。



セットプレーのチャンス時にも、ファンは総立ちとなる。「アーセナル!!アーセナル!!」のチームコールがスタジアムを覆う。




年間チケットの席だが、「選手と共に戦う」グーナーたちと参戦していることに、自分自身とても興奮した。


対するマンチェスターユナイテッドのサポーター席は、スタジアム全体の5%程度は割り当てられているようだ。


下の写真の1階席が、アウェイの割り当て。手荷物検査とボディチェックをかなり厳重にしているはず。

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緩衝帯は全くないのだが、セキュリティは厳重であれば、特に問題ないのだろう。





おれ自身が、プレミアリーグ屈指のビッグマッチの空気に感激している間に、先制点が生まれた。


アーセナルのNo.34シャカの「無回転ミドルシュート」が炸裂した。


見事なゴールだったとはいえ、メインスタンドの観客は、ネットが揺れるまで着席していた。しかし、みんなが一斉に立ち上がる。


これまで5部リーグ・3部リーグを観てきたが、ビッグゲームでゴールが決まったときの歓声は、全く質が異なる。


歓声というよりも、ちょっとした噴火のような轟音がスタジアムに鳴り響く。



もちろん、対するマンチェスターUも反撃を試みる。しかし、アーセナル(というよりもプレミアリーグ)のプレスの質が素晴らしい。


DFラインの上げ下げも、「あうんの呼吸」だ。裏にボールが来ないとわかった瞬間、ほとんどオートマで、ラインが数m上がる。



攻撃面よりも高度な守備技術に唖然とした。




前半は、このまま終了。アーセナルがリードして折り返す。


カタコトの英語で、シーズンチケットを定価で売ってくれた男性やその周りのファンに質問をしてみた。

「初めてシーズンチケットを購入したのはいつですか?」



3〜4人から得た回答は、みんな15年以上シーチケを保有しているとのこと。


初老の男性は、10年ゴール裏のシーチケを所有したのち、15年前からメインスタンドに移ったらしい。


みんなハイベリー(昔のホームスタジアム)の頃からアーセナルを見続けているとは…


言葉はあまり理解できなくても、チームに対する愛情は感じた。何より、世界トップレベルのサッカーを見続けているので、「サッカー観戦偏差値」がめちゃくちゃ高い。



「フットボールはサポーターが創るもの」という言葉を、思い出した。




そして、後半を迎える。


グーナーは、まずますヒートアップする。


1つ1つのジャッジに対する反応も、かなり大きい。(ミスジャッジやカウンター阻止だと思ったら、観客はほぼ総立ち)
ワンプレーワンプレーで歓声が沸く。とはいっても、日本と違い「ため息」がないので、観戦していてストレスを感じない。

カウンターでシュートまで行けそうな場面では、観客が完全に総立ち。異様な雰囲気だ。



その雰囲気に押され、アーセナルがPKをゲットする。グーナーは早くも興奮状態。

このPKは、エース・オーバメヤンが決めて追加点をあげる。


スタンドの様子は、書くまでもないだろう。


2点リードとなったアーセナルは、選手交代を巧みに行う。

その度に、メインスタンドのグーナーは、総立ちで出迎えた。

選手に対する「最大限の尊敬」が表れている。



結局、スコアは動かず試合終了。2−0でアーセナルが勝利。

19-20シーズンのチャンピオンズリーグ出場が大きく近づいたと思ったが…



試合が終わった後、選手はサポーターの声援に応えながらすぐに控室へ戻る。

グーナーも、あまり余韻に浸ることなく帰路につく。


初老の男性に改めて礼をした後、お互い笑顔で別れた。





おれにとって、夢のような時間だった。
グーナー(観客)が、理想的な観戦スタイルだったので、「究極のストレスフリー」な時間を過ごせた。


スタッツ
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この試合のダイジェスト






後日談:

おれは、アーセナルのメンバーシップに入会。また行ける確率は低いので、5,000円近くのお布施といえる。

19-20シーズンのチケット購入権を手にした。おれを知っている人で、アーセナルの試合を観たい方は一報を。
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posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 21:17| Comment(0) | 海外サッカー観戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年08月04日

上手いチームですらない

全国的に猛暑となった8月3日(土)、関東サッカーリーグは未消化分の1試合が行われた。


会場は大学のグラウンドなのに、長椅子が多めに設置されていて、俯瞰的にみられる構造だった。

前半終了まで日差しが厳しかったとはいえ、観戦環境は悪くない。


しかし、今年の試合の中で、1番ブログを書く気力が起きない。そんな試合だった。

昨日の敗戦以降、落ち込んでいたので、↓の政見放送を何回か見ている。(東京都港区議会議員選挙当選おめでとうございます)






試合の話をすると、ブリオベッカは桐蔭横浜大学FC(桐蔭横浜)を先にバテさせようとした戦術に見えた。

スタメン2トップがひたすらプレスをかける。

守備の2列は、相手にボールを保持させる陣形をつくる。

ボール保持率は低いが、効果的な攻撃はいくつか見られた。


浦安は、ロングパスから大きなチャンスを迎えるが、シュートは枠内に飛ばない…


両チームとも「無理はしない」ような前半はスコアレスで終了。




勝負の後半。

桐蔭横浜が攻勢に出た。選手交代も積極的に出る。

浦安もカウンターでチャンスを迎えるが、決定的なシュートを打てず。


そんな中浦安が少し攻勢を強めたとき、ボランチの運動量が落ちたとき、桐蔭横浜が先制点をあげる。



(下線を引っ張った箇所は、ほとんど先週のブログのコピペ。トーユナ→桐蔭横浜 橋本龍馬→ボランチに代えただけ。)

失点シーンは、ボランチというより、チーム全体の問題。DFラインの前で、きれいなサイドチェンジのパスを通され、マークが大きくずれて失点した。


とはいえ、浦安が1失点するのは、ごく当然のこと。なのだが、


その後の反撃が目を覆いたくなるような低レベルだった。

桐蔭横浜は、セオリーにならい陣形を整える。中盤も人数がいる。


一方の浦安は中盤がスカスカ。ほとんど誰もいない。真夏の熊谷市の公園かと思った。


DFラインの裏を狙ったボールのセカンドボールを拾えず、波状攻撃ができない。走り負け。


幡野やゴッツ、村岡が投入されて、「スカスカ問題」は解消された。今度は、ラストパス1つ前のパス精度が問題になる。


攻撃陣の連携がとれず、効果的なシュートを打てない。桐蔭横浜が先制して以降、桐蔭横浜のGKが横っ飛びしたシーンは皆無だろう。



このまま試合終了。ブリオベッカは2試合連続で0−1の敗戦を喫した。


敗戦を真正面から受け入れて、昇格・降格を考えすぎず、目の前の試合に備えてほしい。



離脱中の選手に言いたいことは、先週と同じ。そのとき書いた ↓ のブログの後半だけ読んでほしい。
上手いチームだが、怖いチームではない ブリオベッカ vs トーユナ
posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 13:24| Comment(0) | 2019 超変革の浦安 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする