1−3で、日立ビルシステムの勝利
ブリオベッカは、浦安市での公式戦初黒星となってしまった。
雨が降る中でも数多くのファンが詰めかけた。
とはいえ、開幕戦よりも観客は少なく、いささかまったりした空気の中、選手入場。
試合開始直前に、いきなり国歌斉唱が始まり、山形サポは少し動揺していた。
試合が始まった。
気が付くと、ブリオベッカは2点のビハインドを背負っていた。(応援がいきなりフルスロットルではなかったのも確かだが、日立ビルシステムの集中力≒気持ちは素晴らしかった)
こうなると、日立ビルシステムはベタ引き。そんな中浦安は、80分でゴールを3回こじ開けなければならない。
圧倒的にボールを支配しても、点には結びつかない。
それでも、サポーターは声で、ファンは手拍子で選手を後押しした。(おれは極力、悲壮感を出さないように応援していた)
こういうときは、時間の経つのが早く感じる。だが、ファンはため息を出さず、罵声を飛ばさなかった。
そんな我慢が実るのは、残り時間少ない後半37分、浦安の11番・竹中のゴールが決まった。
このゴールで盛り上がり俄然活気づいた。スタンドは1つになっていき、同点ゴールの気配も生まれた
と思ったが、後半ロスタイム日立ビルに追加点が生まれる。
そのまま試合終了。ブリオベッカ浦安は敗戦。
浦安の選手は、みんな下を向いている。見るからに、悲壮感が漂う。
それでも、ファンは罵声を飛ばさなかった。
ある者はひたすら励まし、ある者は温かい手拍子を送った。
ぬるいと思われそうだが、これでいいのだ。
浦安の場合、「サッカー観戦を楽しむ文化」はゼロから創りあげる必要があるので、竹中のゴールで少しでも盛り上がってくれれば、うれしい。1回しかできなかったけど、「エレクトリカルパレード」の歌を楽しんでもらえたなら、さらにうれしい。
まぁ、それでもおれは悔しいが。
その「悔しさ」があるからこそ、その先にある「喜び・嬉しさ」が大きくなるのだ。
追伸
上松 瑛選手、大怪我を乗り越えて8か月ぶりの公式戦出場おめでとう。
その間にチームは、地域決勝敗退etcいろいろなことがあった。
これからは、浦安市民の「瑛ファン」が増えるような活躍を魅せてくれ。