昨年はJ3リーグの試合を10試合観戦したが、今年は初観戦である。
JFLの試合は遠隔地(宮崎)を含め、既に2試合参戦しているのに、である。
理由は ・JFLとJ3はプレーの質が大きく変わらないこと
・J3に、つまんない野次のキツいチームがあること(特に東北の某チーム)
この2点が考えられる。
それでも、J2に匹敵する戦力とサポーターがいるチームもある。
それが、「AC長野パルセイロ」だ。
今年3月に南長野運動公園総合球技場がリニューアルしたこともあって、先日行ってみた。
まず目を奪われたのは、ヨーロッパみたいな外観である。コンクリートを隠したデザインに武骨な感じはなかった。
スタジアムの外周を1周して、四方からピッチレベルに風を通すスペース(大きい通風口)があることに気が付いた。芝の生育にも気を使ったデザインであることがわかる。
中に入ってみて、見やすいという印象を持ったが、それ以上に「屋根が大きい」。
ほとんどの座席は屋根の下で快適に観戦できる。その屋根も、芝の生育を妨げないよう設計されている(南ゴール裏のみ1層なので、写真のとおり、ピッチ全体に太陽光があたる)。
ここまでは、施設の話で、これからはそれ以外の話
・J1ナビスコカップ予選並みのサポーターの大声援(どちらのサポーターも、楽しそうに応援していることに好感をもった)
・5,000人以上の観客動員
(レノファ山口ファンも、遠隔地なのに100人近く来ていた)
J2でも当たり前ではない光景である。
序盤の上位対決ということもあって、選手も躍動した。
特に、レノファの同点ゴールは、キレイな崩しで、見事だった。
しかし、パルセイロファンのため息は少なかった。
言うまでもないが、球技専用スタジアムは、見やすい迫力がある
でも、消極的な声(ため息や悲鳴)も選手に届きやすい。という短所もある。
なのに、パルセイロファンの ため息や悲鳴が目立つシーンは、全くといっていいほどなかった。
サッカーを観る文化は、あまりないはずなのに………郷土性の問題だろうか(この問題は今後も取り上げていく)
そんなパルセイロファンの大声援の力を受けて、レノファに競り勝った。
松木安太郎も解説として来場した試合は、なかなかの好ゲームだった。