見事、JFL昇格の権利を手にした、ブリオベッカ浦安
来年は、初めて全国リーグを舞台にして戦うわけだが、当然「運営費」は大幅にアップしてしまう。
Jリーグに所属しているクラブの場合、毎年経営情報を公開している。(収支がプラマイゼロだったり、粉飾決算が発覚したり、信ぴょう性に疑いがあるけど)
Jクラブ個別経営情報開示資料(平成26年度)
しかし、JFLの運営費については、ピンと来ない部分があった。
そこで、今回はJFLのチームを運営するには、どれくらいお金が要るのか?を考えてみた(10分くらいネットサーフィンしただけだが)
まず、2012年にアップされたこの記事
JFLへの道
当時J3はなかったが、「ギリギリの運営をしても、3000〜4000万円」という一文が出てくる。
しかし、そんな運営をしても、ソッコーで残留争いに巻き込まれるだけである。
では、「J3昇格」(以降、このブログ及びツイッターでは「J3参入」という文言は使わない)を目指すクラブは、どういった経営状況なのか?
まずは、ヴァンラーレ八戸
ティガ―氏がアップしたデータによると
今日のデーリー東北の記事に凄く興味深い記事が載っている
ヴァンラーレ八戸の運営予算やスポンサー収入が1億円越えたとか将来J3に上がった場合の経済効果5億3000万という数字が出ている
遠征費が1700万もかかるのに驚いた
#コミュサカ pic.twitter.com/bTAgFI0Je7
— ティガー11/29CS八戸vsソニー仙台 (@tiga_mask) 2015, 10月 5
年間1億円を優に超える規模の経営をしている。
でも、J3に昇格するには「年間事業収入で一定の金額に達している」必要がある。(スタジアムetcまで書くと、話が長くなるので割愛する)
その金額とは、1億5000万円以上
…浦安の現状を考えると、気が遠くなる数字だ。「Jリーグを目指して頑張っています!」だけでは、まず集められない金額である。
今年のJFLのチームの中で、1億5000万円以上の収入があるクラブはある。
そのクラブとは、もちろん鹿児島ユナイテッドである。
鹿児島ユナイテッド2015年サポーターズカンファレンス議事録
この議事録によると、年間収入は、2億2000万〜5000万円程度である。
ここまで収入が多いJFLのクラブはまずないだろうが、1億円以上の規模のクラブはいくつもある。
Jリーグほどではないが、JFLも資本主義の色濃いリーグなのだ。
チームの営業が頑張り続けているのは承知しているが、
全国リーグで「普通列車に乗って移動」とかならないよう、収入を大幅に増やさなければならない。
元ネタ↓
5月3日 笠松選手更新のブログ
参考↓
東京から関東リーグ最遠の矢板まで普通列車だけで移動すると…
おまけ↓
東京からJFL最遠の宮崎まで普通列車だけで移動すると…