2016年08月21日

負けに不思議の負けなし!

8月20日(土)、天皇杯予選決勝 ブリオベッカ浦安vsVONDS市原が行われた。


場所はフクダ電子アリーナ(フクアリ)。昨年に続いて、日本屈指のサッカー場で開催となった。

試合開始1時間前に開門。両チームのファン・サポーターはもちろん、他チームのファンも来場。

ただ、この日はあいにくの

浦安の声出し隊以外の観客は、ほとんどが屋根のかかる2階席に避難。

ピッチ内練習が終わった後、両チーム選手の紹介となる。

IMG_2406.JPG


浦安は、だいたい予想通り。先週国体に選ばれたメンバーは、GK中島を除き全員がスタメン。練習試合vs秋田 ではベンチ外だった富塚もスタメンに名を連ねる。

一方のVONDS市原。

…メンツがやたらと豪華。関東1部どころかJFLでもトップクラスの選手層である。それを率いるのは、ゼムノビッチ・ズドラヴコ。清水エスパルスを2年間率いて、2001年には天皇杯を獲っている名将だ。


浦安もVONDSも鳴り物を用いた応援で、スタジアムはいい雰囲気になりそうだなと思った矢先、

大雨が降って来る。スタンド最前列、浦安の応援席で遊んでいた子どもたちを避難させるほど。

応援席には↓の方もいたが




そんな中、選手入場。

応援席にいるだけでも、視界がままならない状況でキックオフ。

戦前の予想通り、VONDS市原はブロックを作って守っていた。浦安は、攻撃力のあるサイドバック秋葉&田中貴大がクロスを上げるいつもの形を作るも、決定機を作れない。

雨が弱まってきた前半30分過ぎ、最初の決定機はVONDS市原。浦安の右サイド深くから、(JFLでもベストイレブンを取れる実力のある)島田祐輝がクロスを上げる。それに反応した選手がヘディングシュート。そのボールはポストを叩く。

その直後、浦安・田中俊哉がDFラインでボールをカット。そのまま持ち込みシュートを放つも、VONDSのGKがファインセーブ。見応えのある攻防にスタンドは盛り上がる。


どちらかに先制点が生まれそうな展開だったが、それを手にしたのはVONDS。

浦安がPA近くで直接FKを与える。シュートは壁に当たったが、ボールはPAで止まる。それにいち早く反応した柏瀬がゴールを決めた。VONDSサイドは大盛り上がり…

前半のうちに追いつきたいところだったが、主導権はVONDSに握られたまま前半終了。


雨が止んだ後半、ユースの選手を始めとして応援席に人が増えて盛り上がり、浦安は反撃に転ずる!と思ったが、躍動したのはVONDS。


竹中が決定機を迎えた場面以外では、運動量と気持ちで上回っているように見えた。浦安DFのミスを見逃さなかった、VONDS柏瀬が2点目を叩きこむ。

ネットが揺れた瞬間、大きくのけ反る齋藤芳行監督。柏瀬に駆け寄るVONDSの選手たちと、盛り上がるVONDS側のスタンド。


…この時点で浦安がメンタル的に相当ガックリきているのは、よく分かった(分かってしまった)。
2点ビハインドでも、応援席は選手を信じ懸命に声援を送り続ける。

ベンチは、宮林→坂谷に選手交代したまではいいが、ミスも多く、流れはVONDSのまま。

齋藤芳行監督は、大声で指示を送る。「ろうか!ろうか!くろす!」
といった非常にシンプルな内容だったりするけど。

ただ、この日の浦安はそれを忠実に守ろうとしすぎたせいか、何をやりたいのかサッパリ分からない…

横や斜めにゴロの早いボールを繋げるシーンは、ほぼ皆無…


↓の試合で、負けたチームを見ているような展開になる。
IMG_2408.JPG


VONDSにとっては、カウンター練習みたいな試合内容となっていったが、それを象徴するシーンは後半30分過ぎ。

1vs1をぶち抜かれた笠松が、相手のドリブルを止めるスライディングを仕掛けた。それがファールの判定で、一発レッド!

その直後には、フォーメーションの確認で、ベンチとピッチが大混乱に陥る。(応援席が鳴り物を自重するくらい、お互いが噛み合っていなかった)


浦安を観始めてから2年近く経つが、一発レッドとピッチ上の大混乱は初めての光景だった。


とはいえ、これで開き直ったか、浦安は半ばやけくそでPA内に人が入るようになる。この執念が功を奏し、PKゲット。


ここは当然竹中が蹴ると思っていた。しかし、清水康也が一旦ペナルティスポット近くに入ってくる。竹中じゃないのかな?と思ったが、やはり蹴るのは竹中。
公式アカウント中の人も混乱する展開。



変な流れの中で蹴ったPKは、VONDS早川がスーパーセーブ!

この直後のコーナーキックでも得点が決まらず、試合結果は揺るぎないものへと変わっていった…


浦安は数的不利にも関わらず、前線に人数を割かなければいけない状況なので、VONDSからすればカウンターし放題。GK本吉が活躍しなければ、「0−4」とか「0−5」といったスコアになっていただろう。


浦安もファイトはするものの、このまま試合終了。VONDS市原が勝利。天皇杯本戦へ初出場となった。


(関東リーグでダブルを達成した)東京23FCサポーターのツイートを見る限り、この日のVONDSは調子が良かったのだろう。




VONDSは、この勢いのままJFLに昇格したいところだ。(09年の山雅は、リーグ戦で不振→天皇杯でカテゴリーが上のチームを倒す→全社優勝→地域決勝は地元開催で昇格決定)


方や、ブリオベッカ浦安。

相手がどうあれ、この試合内容で天皇杯出場なんておこがましい。


試合後は、いつものようにお見送りもあった。昨年に続き、選手がファンを想う気持ちは伝わったけど、掛ける言葉もなかった。





でもおれは、試合終了直後から「悔しい」という感情が沸き上がってこなかった。不思議と。

傍からみれば、カテゴリーは上のチームでなおかつ雨の中応援していたのに、何で?と思う人もいるだろう。

自分なりに考えると、

・そんな感情が出ないほどの完敗だった
・選手がめちゃくちゃうなだれる様子を見て、返って客観的になった(2010年のみちのくダービー@山形 でもそんなことがあった)
・環境の恵まれているVONDSより上のカテゴリーにいる現状がある(逆の考えをすれば、金星を献上した、と言われるのはむしろ幸せ。2年前のひたちなかを思えば…)

こんな理由が挙げられる。


チームの方向性についても書きたかったが、それはまた次回。



posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 02:36| Comment(0) | 2016〜17 ブリオベッカin JFL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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