1試合目は、JFL 奈良クラブvsブリオベッカ浦安
「菊」の花、満開近し
もう1試合は、 JFL ソニー仙台vsヴァンラーレ八戸
そして今日、JFL ブリオベッカ浦安vsソニー仙台 の試合を、フクダ電子アリーナで観戦してきた。
先週の2試合を踏まえた上で、戦前に予想したことは、
「浦安が得点を上げることは、極めて難しい。ソニーの攻撃は、(ピッチコンディションが悪いこともあり)何とか耐えることができるだろう。しかし、ラスト15分になると浦安の足がピタリと止まるはず。そこをしのげば…」
この予想を読んで、悲観的過ぎると思った人も多いだろう。しかし、先週のソニー仙台は、八戸に完勝した。ファーストステージほどではないが、個人個人の能力は際立っていた。
そんな状況だったが、今日のフクアリには、声出しメンバーも多く駆け付けた。それ以上に「イクスピアリ様が招待した子どもたち」の多さが目立った。
フクアリ開催は今シーズン2回目だが、観客数は比較にならないほど増えていた。ずっと雨が降りしきる悪天候だったが、フクアリには屋根がある。快適に観戦できただろう。
さらに、JFLファンにとっては、オーロラビジョンがある点も見逃せない。そのオーロラビジョンでは試合前に、「ブリオベッカ浦安 今シーズンのゴールダイジェスト」を流していた。おかげで、スタンドは盛り上がった。けど、1年が終わったような雰囲気にもなった(苦笑)。
さらに
K.O直前に場内アナウンスがソニー仙台のことを「Hon……」って言ったのは勝って忘れよう!
— むー/むー 139 (@ICHIKAWA_1962) 2017年10月15日
そんな空気の中で、選手入場。のち試合開始。
…前半早々にソニー仙台が先制。ソニーの強力な前線をケアしている間に、見事なゴールを決められてしまった。
しかし、開始早々に先制点をあげたソニーは、パス回しのペースが若干緩む。それでも、浦安がいい攻撃を見せる機会は少なく(ないわけではない)、時間が過ぎてゆく。
今日の鈴木主審は、競り合いにおいて守備側のファールをやや多くとる傾向があった。(それを選手が意識したかどうか分からないが)前半30分ころに、浦安がゴールからやや離れた位置で、フリーキックのチャンスを得た。幡野が入れたボールは跳ね返されたが、ソニーのクリアしたボールをセンターライン付近で濱田がキープ。すぐさま最前線に放り込み混戦の末、浦安がPKをゲット。
このPKは、南部がGKとの駆け引きを制して得点。フクアリでエレクトリカルパレードが流れる。
その後は、浦安が息を吹き返す。幡野のいいシュートもあった。両チームとも、PA(ペナルティエリア)まではボールを運べるが、お互いに決定機は少ないまま前半終了。
ハーフタイム中の浦安応援席は、後半の展開についてマジメな話し合いが行われた。
(おれが要望したこともあるけど)他会場および全社の情報は、応援席まで入ってこなかった。
後半になっても、大きく流れが変わることはなかった。ただ、浦安が「高い位置でボールを奪う」目的のハイプレスは目立った。もちろん、交わされることもあったが、高い位置でボールを奪うシーンも。勝ち越し点を期待する気持ちもあったが、「足が止まったとき、どうるんだろう」との疑問もあった。
そんなとき、柴田監督が動いた。out幡野、in矢部雅明。テクニックのある上松が1列前に出て、相手からボールを奪えるボランチが途中出場。これぞ、采配の妙。
その後、両チームとも「勝ち点3」を狙った選手交代を繰り出す。浦安は、PA近くからシュートを打つシーンもあり、スタンドを湧かせる。ソニーは、個人技でボールを前に運ぼうとするが、浦安のDFラインが何とか耐える。
ソニーがスピードスターの小泉を投入したら、浦安DFラインはどうなるか心配だったが、その前に交代枠を使い切る。試合終了間際に、ソニーの勢いに押され、PA近くでFKを2本与えたが、それもしのぐ。
浦安は俊哉様のボールキープでいい形を作るも、得点できず。
このまま試合が終わり、1−1の引き分けとなった。
ソニー仙台と4回目の対戦で、初の勝ち点ゲット。
普通の状況であれば喜んでいい結果だけど、それどころではない。
悪あがきを続ける立場として、名古屋港以降は「悪くなっていないけど、良くもなっていない」結果が続いている。
しかし、奈良クラブ戦の後半や、ソニー仙台戦(後半の被シュートはゼロ!)を見る限り、「ものすごい追い込み」も夢ではない。
(下記リンク動画の実況はフジテレビの青嶋アナ)
残り4戦。次節、後藤虹介は出場停止だけど、「ものすごい追い込み」を信じている。