それより前から観ていたファンほどではないけれど、「ブリオベッカ浦安」というチームに対して思い入れはある。
昨年に続き、感謝の気持ちを込めて、退団選手の印象に残ったプレーや出来事を簡単に書き記す(あくまで個人的に)。
基本的に公式戦しか観ていないので、文章の長さが違う点はご了承いただきたい。
慶汰選手
昨年夏、浦安に来てくれたときは期待値が高い選手だった。直後のホーム八戸戦。左サイドからいいクロスを上げて、池田晃太のゴールが決まったとき、「近未来のブリオベッカ」を予感させたが、
残念ながら、プレーする機会は少なかった…
都並智也選手
今年に限っていえば、プレーしている姿は天皇杯1回戦(vs韮崎アストロズ)しか観ていない(はず)。
当時の監督から怒鳴られた様子しか記憶にない。でも、リーグ開幕戦で南部健造の先制ゴールが決まったとき、本人以上に喜びを爆発させていた姿は忘れない。その直後、監督の采配ミスで、一体感がぶち壊されることになるけど。
本吉勇貴選手
ブリオベッカに入団した当時、現在のような大活躍は予想できなかった。
おとなしそうな性格だと思っていたら、コーチングで選手を鼓舞する姿はカッコよかった。
相手の控え選手に酷い野次を飛ばされても(一昨年の地域決勝1次ラウンドvs加古川での出来事。主審が注意しにいくほどだった)、動じないメンタルは大したもの。
「劇場型」ゴールキーパーと揶揄したこともあるけど、ビッグセーブでチームを救った試合は多い。
相馬将夏選手
残念ながら、昨年5月の劇的ゴールは現地で観ていない…プレーと同じくらい、裏方仕事のイメージが強くなってしまう。ストライカーらしい動きは垣間見えるだけに、もう少しチャンスがあれば…と思わせる選手だった(チーム事情により仕方ない)。
濱田宙選手
JFLで実績を残している地元出身選手なので、期待値は凄く高かった。
初出場となったアウェイ武蔵野戦(7月)。チームに安定感をもたらすプレーは、堅実に見えた。イクスピアリでの新ユニフォーム披露会のとき、横断幕のど真ん中で記念撮影に入るメンタルの強さ(?)は、気に入っている。
篠原和希選手
リーグ開幕戦で観たとき、「こういうセンターバックを待っていた!」と心の中で叫んだ。いとしさせつなさではなく、高さ強さが備わっている。
Honda FCやソニー仙台相手には通用しないだろうが、浦安に新風を吹き込んだ選手であることは事実。
今部勇太選手
重心が「かなり」低いドリブル、後藤準弥との連携は、来年のストロングポイントになると思っていたが。それらのプレーが成熟したとき、浦安はJFLに戻れると思っていたが。公式戦でプレーを観れなかったことが残念。
橋本辰哉選手
(当たり前だが)2年前よりも、それなりに大人びてきた。(橋本を含めGKは高身長で、特にカッコいい)
プレーを観ることはできなかったが、「べか彦が最初にできた友達」としては印象に残る。
そして、今週月曜午前中に発表された「衝撃枠」
清水康也選手
この試合で起きた出来事は、未だに心に刻まれている。
地域決勝大会第一ラウンド
— ブリオベッカ浦安 (@briobecca) 2014年11月8日
VS FCガンジュ岩手
[スタメン]
永井、西郡、笠松、秋葉、山崎、矢部、清水、村田、坂谷、田中、竹中
[サブ]
本田、小川、加藤、宮林、吉永、富塚、小林 pic.twitter.com/bussvjW0mm
鮮やかな先制ゴール。そして、カウンターを狙った際にスライディングタックルを受けて、選手生命に響いた大怪我を負ってしまったこと。
後半ロスタイムに竹中がゴールを決めた直後、競技場に救急車のサイレンが聞こえたこと。
試合終了の15分後、スタジアムから救急車が出て行った光景…
この試合以降、公式戦出場まで8か月以上を要した。以前のようなプレーはできなくなってしまった。でも、浦安に「最低限の規律」「スクール生やジュニアの模範となる姿」をもたらしてくれたことには、心から感謝。
上松瑛選手
おれがこのチームを応援し始めたときは、戦線離脱していた。ファンやお母さん方、子どもたちへの対応を見て、人気が高いことはすぐに分かった。
復帰戦となった浦安市陸2戦目(vs日立ビルシステム)では、「瑛コーチ」に対する声援がハンパじゃなかった。試合に出ている選手よりも、大きい声援を受けていた。
その後は、「基本的な技術の高さ」や「視野の広さ」でスタンドを湧かせる。ボールをキープして、前を向いたときの姿勢が、絵になる選手だけに、退団が惜しまれる…
田中俊哉選手
初めて俊哉様を見たとき、「こんなにカッコいいサッカー選手がいるのか!」と衝撃を受けた。
ルックスはもちろん、立ち振る舞いも男前。当時の相棒は竹中だったこともありプレースタイルは、つぶれ役が多かった。今年は試合ごとに相棒(FW)が代わることが多かったけど、その度にプレースタイルを少し変えた姿が印象に残る。「梨花と付き合っていない柳沢敦」というフレーズがぴったり。
付け加えると、天皇杯千葉県予選で結果を出したことで、柏レイソルと日立台で対戦できたことは紛れもない事実。
選手は以上(のはず)だけど、柴田監督にも心から感謝している。
未練がましいけど、来年は浦安市陸で指揮を執る姿が見たかった。(山雅での成功を期待しています)
今年6月までと比べて、ブリオベッカ浦安HPの「ビジョン」に掲載されている私たちの目指すサッカーに近づいていたから。
「組織化された混沌」
創造力と独創性が組織力と共存する、見ていてワクワクする、シンプルで粘り強いサッカーを目指します
(ホームページより引用)
退団した選手については、何らかの形でまたサッカー場に姿を見せてほしい(あくまで個人的に)。
来年ブリオベッカでプレーする選手は、「退団した選手が、在籍したことを誇れるチーム」にしてほしい。
応援も含めた総括は、また後日。