レイトン・オリエントFC(イングランド5部)試合観戦記
地下鉄でグリニッジ地区へ移動。
着いたのは、3部リーグのチャールトン・アスレティックFCのホームスタジアム
「ザ・ヴァレイ・スタジアム」
チャールトン・アスレティックFC(フリー百科事典)←個人的に、海外の内容は比較的信用している
このスタジアムは老朽化が進んでいた。しかし、サポーターたちの設立した投資組合が、政党を結成して市議会に一定数の議員を送り込み、スタンドを改修した。
チケットは、当日券を30ポンドで購入。バックスタンド端のほうだが、最前列に近い席だ。
スタンドに入ると、絵に描いたような雰囲気だった。
ホーム・チャールトン・アスレティックのサポーター
アウェイチーム・ポーツマスのサポーター
十数年前、プレミアリーグに所属していただけあり、アウェイサポーター席は満員。
試合前のスタジアム周辺には、馬に乗った警官も待機。3部リーグとは思えない状況だ。
しかし、スタンドの中は、そこまで殺伐としていない。
試合が始まるまでは。
キックオフの笛が鳴ってからは、ワンプレーワンプレーに観客が反応。
両ゴール裏のサポーターは、チャント(応援歌)を歌う時間も長かった。
スタンドに一体感が生まれたのは、(高い位置でボールを奪う等)いいプレーがあったときの歓声。惜しいシュートを打ったときの「ウー!」という高音。
これらのシーンでサポーターは、座っている席に関係なく「選手と同じ気持ち」になっていた。レイトンの試合よりも、その傾向は顕著に表れる。
ピッチ上では、J1レベルの試合展開だった。
3部でこの内容だと、プレミアはどういった内容なのか…思いをはせる。
試合は、チャールトンが前半半ばに先制点をあげる。
得点をあげたときの「イエー!!」という野太い大歓声が、クセになってきた(ロンドンに着いた当日のうちに)。
前半ATには、ポーツマスが同点に追いつく。遠くからアウェイゴール裏を観ていたが、かなりの熱狂っぷりだ。
勝負の後半は、チャールトンが勝ち越し点をあげ、そのまま逃げ切りに成功。
試合後の帰路は、大勢の警備隊が道路に並んでいた。
駅までのルートは、ホームサポーターとアウェイサポーターで区別されている。
ダイジェスト動画
この日だけで2試合を観戦したが、3部リーグと5部リーグでは、スタジアムの空気が大きく異なる。
チャールトンの試合もよかったが、レイトン・オリエントの雰囲気を浦安に持ち帰りたかった…(レイトンのスタジアムが浦安市内にあれば、何回思ったことか)
その思いは、今でも変わらない。
この翌日、もっと素晴らしい試合観戦をすることになる。