2017年07月30日

第三者から見た「大阪ダービー」※声出し目線

明治安田生命Jリーグには、有名なダービーがいくつかある。

おれの住んでいる関東では、「さいたまダービー」がサッカーファンの間で知られている。

特に、大宮公園サッカー場(NACK5スタジアム)での試合は臨場感があり、TVで観ていても雰囲気は素晴らしい。


関東以外で有名なダービーといえば、静岡ダービーだろう。どちらの本拠地も球技場だが、熱狂的なサポーターが陣取るエリアは、ピッチから少し高さが離れている。

他に有名なのは、「大阪ダービー」だ。

特に吹田スタジアムは、1F席であればピッチが近く、なおかつ屋根もある。


このスタジアムで、両チームの応援を勉強したくなり、カテゴリー2のチケットを購入。(セレッソには悪いけど、試合中はずっとガンバを応援していた)



そして、キックオフ90分前にスタジアムへ到着。

両サイドの自由席へ入るゲートには長蛇の列。フラッグやタイコを持つサポーターもいて、選手のスタジアム入りに合わせて応援していたことが分かる。


スタジアムに入場した後は、両チームのサポーターをじっくり観察した。
昨年の vs浦和 以来となる吹田スタジアムで、テンションも上がった。

昨年の観戦記:吹田スタジアムには魔物が棲んでいる


ガンバは、公式グッズ以外の掲示物・フラッグが使用禁止となっている。
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対するセレッソはフラッグを大量に振って、ビジュアルでも後押ししようとする気概は感じられた。
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ただ、セレッソの応援が、試合前から飛ばし過ぎでは?と疑問に思った。ガンバ以上に声援が大きかった。

一方、ガンバの応援は、試合前から飛ばし過ぎなんて思わなかった。


その後、選手紹介のアナウンスで、ずば抜けた実力のある選手には、相手チームのサポーターから大ブーイングが飛ぶ。
お互いに、わかってらっしゃる。

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ここで、ガンバのコールリーダーが、メイン・バックのガンバサポに向かって、声&手拍子で選手を後押しするようトラメガで伝える。「スタジアム全体で一体感を持った応援をしたい」考えが分かる。

いい雰囲気になったところで、選手入場。

両チームサポーターのテンションが急上昇する。

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ガンバは、公式グッズ以外の掲示物・フラッグがない分、声援と手拍子が凄かった。

そして、キックオフ。

ダービーの雰囲気もあり、両チームとも出足が早い。球際の攻防が激しい。

昨年の vs浦和 を思い出させる。



前半はセレッソが優勢に進めていた。しかし、両チームの守備が光り、どちらも大きなチャンスはほとんどなし。スコアレスでハーフタイムに入る。


後半立ち上がり、ガンバ守備陣のミスもあり、セレッソの杉本が先制点をゲット。ガンバサポは10秒近く声が出ない。ショックの大きさが伝わる。

得点を取った杉本は、バック側のコーナーフラッグ近くで喜びを爆発させる。個人的に、この杉本の行動は「少しもったいない」と感じた。ビジター自由席の中心部へ駆け寄れば、セレッソサポのテンションはもっと上がったはず。


その後は五分五分の展開。ガンバのベンチは、アデミウソンを準備させていた。そのとき、追加点を狙った杉本のヘッドがバーを直撃。しかし、吹田スタジアムに「悲鳴や、変などよめき」は大して起きなかった。

昨年の観戦記にも書いたが、ガンバサポは「選手を後押しする」意味を分かっている。

そう思った直後。

サイドを走りまくっていた藤春のクロスから、ファンウィジョのヘッド炸裂。ガンバが同点に追いつく。

吹田スタジアムが大歓声に包まれる。ガンバサポのテンションが急上昇。


そして、アデミウソンを投入。ガンバは勝ち越しを狙う。

後半30分過ぎ、ガンバがCKのチャンスを得る。ガンバサポは、声援と手拍子の嵐で選手を後押しする。このとき、ホーム寄りのバックスタンドにいたが、おれの周りにも声援や手拍子を送る人が多い。セレッソの応援は、タイコの音がかすかに聞こえる程度だった。

何か起こる予感はあったが、三浦弦太がニアでドンピシャヘッド。GKのキム・ジンヒョンが反応できない完璧なゴールでガンバが勝ち越し。

このときの一体感は、おれの文章力では表現できない…


こうなると、ガンバの応援は「押せ押せ」モード。一方のセレッソの応援は、少しテンションが下がっているように思えた。

そんな空気の中、アデミウソンが決定的な追加点。セレッソサポは明らかに意気消沈。

ガンバのコールリーダーは、それに気づいていたか定かではないが、この場面で初めて↓のチャントを出す。



俺たちが 大阪さ 黒 俺らだけ


ガンバサポが、「誇らしげに」「堂々と」歌う様子が、この試合で1番印象に残ったシーンだ。


結局、このまま試合終了。吹田スタジアムで初開催となる大阪ダービーは、ガンバの勝利に終わった。


セレッソの応援が決して悪いとは思わなかったが、この日はガンバの応援が素晴らしかった。

「90分間、一体感を持って応援する」大切さを、改めて感じさせた一戦だった。

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2016年06月16日

吹田スタジアムには魔物が棲んでいる

6月15日、J1リーグガンバ大阪vs浦和レッズを観戦するため、吹田スタジアムへ行ってきた。

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スタジアムの外観や見やすさ・臨場感については、既に多くの媒体で取り上げているので省略するが、

試合前から両チームサポの声量が凄かった。


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おとなしい人が多いバックスタンドに座っているのに、隣に座っている人と会話しづらい

国内では、あまり味わえない雰囲気に満足し、この時点で「飛行機で来てよかった」と思った。


選手入場のとき、ゴール裏はもちろん、メイン・バックとも立ちあがって出迎える人が多い。

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アルウィンほどではないが、観客1人1人がゲームに参加しようとする気持ちは伺えた。

いい雰囲気の中で試合が始まり、遠藤(ガチャ)のカウンターから、いきなり宇佐美のゴールが決まった。スタンドは総立ち!

ガンバファン・サポーターのテンションは最高潮だったが、GK東口まで反対側のゴールラインへ走って選手と喜んでいた(今にして思うと、それだけの価値はあったが)。


ピッチとの距離が近いスタジアムで、最高の形で先制点が決まった。

しかし、ファン・サポーターは「感情的になりすぎる」傾向が出てくると考えていた。


その代表的な例が、大津祐樹が若いころ(2008〜2011)の日立台だ。
大津がドリブルを仕掛けると、相手選手はスライディングタックルをする。
それがノーファールであっても、大津は大げさに倒れ、一部のレイソルサポは審判に罵声を浴びせる。

これが繰り返され、日立台の雰囲気が悪くなることは多々あった。


でも、今日の吹田スタジアムは違った。

客席に近いサイドで藤春や宇佐美が仕掛け、結果ボールを奪われても、ガンバファンは、審判に罵声を浴びせることはなかった。(「く○ばれアホの審判」コールを聞いたことがあるので、意外だった)


そんなサポ・ファンの空気に押されたか、五輪代表井手口のプレーが良かった。阿部・柏木が相手でもよく闘えていた。

片や、遠藤(若大将)のプレーもよかった。先制点以降は決定機を多く作らせず、最後方からのパスは光るものがあった。


前半はこのまま終了。

後半10分ころ、ビハインドの浦和が仕掛ける。

興梠と武藤を投入した。(途中出場の選手は、監督からの指示を、他の選手に1mまで近づいて伝えていた。ピッチ内で、声のやりとりができないことを物語っている)

すると、浦和にチャンスが生まれ始まる。試合開始から両チームサポの声量は凄かったが、浦和サポの声量はさらに上がる。しかし、ゴールを決められない。


後半30分ころ、耐えていたガンバにビックチャンス。
PA内の真ん中で、フリーになっている遠藤(ガチャ)に、ボールが通る。この時点で、メインやバックのファンは、立ち上がる人も多かった。


しかし、シュートはバーを叩く。

立ち上がったファンはのけぞる。しかし、「ため息」は出なかった。

↓の意見交換会の成果が出始めているのだろう。



素晴らしい。

ガンバファン・サポーターが悪い空気を作らなかったとはいえ、浦和に流れが行くパターンだ。

ガンバサポも浦和サポも最後の力を振り絞り、大声援を送る。



緊迫した展開の中、ロスタイムに突入する。

時間が経つにつれ、座っているガンバファンで、手拍子する人がどんどん増える。


特に、ラスト1分半は手拍子の嵐

テレビで観る欧州の雰囲気だった。何より浦和サポの声援ほとんど聞こえなかった。(ややアウェイ寄りで観戦したのにも関わらず)


東日本大震災直後の仙台vs浦和@ユアスタでもなかった出来事だ。


国内では、まず味わえない雰囲気だった。このまま試合が終わり、

ガンバが大きな勝利をあげた。
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ガンバは、選手層が厚く育成も上手な好チームだ。そんなチームが手にしたスタジアムに、今日のようなファン・サポーターがいれば、凄いことを成し遂げられるかもしれない。


J1優勝?違う。

ACL優勝?それも違う。



大阪と神戸の間にある「日本で最も有名なスポーツ施設」のような文化を創り上げることだ。



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夢を見すぎかもしれない。しかし、方法を間違えなければ、新しい文化を築き上げられるだろう。
posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 22:07| Comment(0) | その他J1J2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月12日

サッカークラブを飲食店に例えると(2016)

注意・
途中までは、1年前に書いた文章とほとんど変わらないので、
以前も見た人は最後の「おまけ」だけチェックしてほしい

2012年9月の話である。

らスレ(2ちゃんねる)の中で、「サッカークラブを飲食店に例えると」という書き込みがあった。その一部を引用する。


 サッカークラブを飲食店に例えると、まずクラブとしての方針がある
飲食店で言えばどんなジャンルの料理屋にするかだ

 日本料理なのかフランス料理なのか中華料理なのかラーメンに特化するのか
まずこれを決めるのが一番重要

 次に食材集め。これがGM(強化部長)の仕事
チームの方針が定まっていないと
ここでどんな食材を集めていいのか困る羽目になる

 最後に食材を使っての料理
これが監督の仕事

 料理店の方針すら決まっていなくて、
食材も色んなものをバラバラに仕入れているようなクラブが
監督に「料理が下手過ぎる」と怒っても無駄な事
監督を変えても同じ事にしかならない





 おれは、この考えに共感した。これ以降の書き込みでは、フロントの体質及び監督の采配を揶揄する文面が目立った。
 
 普段まとめブログなんて見ないが、この内容は興味深く閲覧した。

 しかし、書き込まれなかった内容にも、例えておきたいことがある。

 
 それは、以下の2点である。

(1)J1ライセンスを飲食店に例えると

(2)常連客の質(店内の雰囲気)を飲食店に例えると



 まずは、(1) Jリーグライセンスを飲食店に例えると について


 Jリーグに入会するためには、「Jリーグクラブライセンス」を取得しなければならない。

 その項目の中に、成績や財務が入っていることは理解できる。

 しかし、ユースチームの創設は理解しかねる。

 ユースチームという名目の元、自前で食材を育てる、いわば「儲からないことをする」必要はあるのか?地元の契約農家と良好な関係を築いて、外務委託すれば経費も掛からない!!


 もう1つ理解できないのは、スタジアムの座席規定である。

 ラーメン屋が、行列のできない頃から、席数を極端に増やして経営は成り立つのか?

 不釣り合いに大きい店では経営が成り立たない
 普通の経営者なら、常に行列ができる(≒)人気の店になってから、拡張なり新規出店を考えるだろう。
 座席規定をクリアすることから考えるのは不自然だ。←大量の税金を投入する場合はなおさら

 というより、現在の店舗の大きさ(収容人数)で、利益を得ることができれば、拡張する理由はないはず。それなりにおいしい料理を、それなりの人数が楽しめているのに、無理やり規模を拡大する必要はない


 Jリーグではないサッカーチーム(このブログでは、ミシュランガイド未掲載に例える)でも、素晴らしいサッカーチームはたくさんある。





続いて、(2)常連客の質 について

どんなに店の雰囲気がよくて、料理が美味くて、安くても、
常連客が悪態をつく場所に客は来ない。


 もちろん、客はお金を払っている訳だから、店側に自分たちの要求をするのは一向に構わない。
 しかし、店として、その要求に100%応える義務はない。そのときの感情に任せて、暴れてしまえば、
 これから行こうとしている客から、「常連客が暴れる店」だと思われるのだ。
 
 そんなリスクを冒してまで、常連客が、他の客や店員に過度な要求をする意味はない!!






おまけ
全国のクラブを適当に選んで、適当に評した


ヴァンラーレ八戸
1人の常連客が、店長や食材より有名。
昨年は好成績を残し、秋には新しい店舗ができる。
来年のミシュラン掲載なるか?


グルージャ盛岡
一昨年と比べ、集客力がめちゃくちゃ落ちた。
考えられる理由は、いくつかある。一見さんが、食事を楽しめる空気になっているのか?
客受けもよかった料理長が、まさかの交代。新しい料理長の手腕に期待!


ベガルタ仙台
去年は常連客数人が「出禁」となったが、何とかミシュラン3つ星を保った。
今年も収入10%以上アップ という強気の経営姿勢だが、
一見さんに「来たい」と思わせる情報を提供して、常連客が一見さんを歓迎する店になってほしい。


モンテディオ山形
古い食堂に変わる建物を税金使って建てようとしたら、社長が変わった(しかも天下り)。
これは大問題だが、「自前ではなく税金で」建物を作らせるミシュランもおかしい。


ジェフ千葉
3つ星から遠ざかること早7年目。
食材をシャッフルして、全く新しい料理を作ろうとしている。
常連客も少なくなりつつあるが、どんな料理になるのか?


ブリオベッカ浦安
契約農園から派生して産まれた。
1980年代の名門料理店出身者が多い。
浦和の料理長にも褒められる食事が実を結び、ミシュラン掲載に近づく。
食事のレベルは高くなったが、固定した店舗を持てなくなった。(J Lの旧態依然の体質は、どうにもならないのか)地域密着が弱く、常連客がほとんどいない
厨房にいる料理長は、客席まで響く大声を出す


スペリオ城北
月に数回営業する屋台。
7年がかりで、やっと屋台が大きくなった。
料理長は、大きな店舗を任されても不思議じゃない有名な流れ板。
食事も、屋台とは思えない美味である。
局所的な地域密着ができていて、常連客も多い
その客も一見さん大歓迎で、店内の雰囲気がよい。


アローレ八王子
月に数回営業する屋台。
と言いたいところだが、外見はもはや店舗。
料理長は、ミシュランでも記録を作った人。
食事も、屋台とは思えない美味である。
屋台を支援する人は、めちゃくちゃ多い。


東京ヴェルディ
昔は名門料理店
殿様商売で地元との関係をないがしろにしたため、規模を大幅に縮小した。
2008〜2009年は常連客が暴走したが、今ではかなり取っ付きやすくなった。
破産寸前から再生して、ミシュラン3つ星を取り戻すのも可能?


川崎フロンターレ
上記の店を反面教師にして、地域密着を全面に推している。
店の方針で、一見さん(新規)を取り込むイベントを数多く実施。


松本山雅FC
地方都市とは思えない集客力をバックにして、とうとうミシュラン3つ星に!(昨年)
常連さんの頑張りにも支えられて、規模を少しずつ広げることに成功した。
ここの客は、「冷蔵庫の残り物」で作った料理を、おいしく食べる術を知っている。

AC長野パルセイロ
近くに急成長を遂げた店がある。
素晴らしい店舗ができたのに、「ミシュラン星1つ」は変わらず。
料理長が変わり、地域にどれだけ名前を売れるか?


ガンバ大阪
4年前は、「調理師免許を持ってない人物」がシェフに就く予定だった。
結果、ミシュランの星が一時少なくなった。
でも、今は日本屈指の名店。新しい店舗で、たくさん客を取り込みたいところ。


セレッソ大阪
一時は、「ガンバ大阪」を凌ぐ料理を提供していた。
しかし、「広告代理店」が一部の食材を入れ替えた結果、現場は大混乱。
まずい料理しか出せなくなる。
未だに、3つ星には戻っていない。


ファジアーノ岡山
異例の転職をした社長の元、着実に固定客を増やしつつある。
近い将来、ミシュラン3つ星を果たすだろう。


サガン鳥栖
幾度も迎えた破産寸前の状態から、最高峰の大会へ進出を果たした。でも、アジア進出した場合、赤字になるジレンマを抱く。

ホンダロック宮崎
徹底して地域密着を掲げる。食材の半数近くは宮崎産(出身or学校が宮崎)
なので、地元の評判はよい
アマチュア全国大会に出るも、味はイマイチ。
最近は、いい食材が宮崎県外から入ってきて、味もよくなった。
シャアの格好をした常連客がいると、その店内での滞在を、大いに楽しむことができる。



付け足し、異論などあれば受け付ける。
posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 20:42| Comment(0) | その他J1J2 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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