2018年06月05日

サッカー天皇杯2回戦に向けて(但し、JFL&関東リーグ目線)

明日6月6日は、各地で天皇杯2回戦がナイトゲームで行われる。


しかし、残念ながら、下部カテゴリーのほうがコンディションの厳しいチームが多い。日程面の苦情は山ほどあるが、本題と外れるので書かない。



昨年の天皇杯で浦安は、2回戦に進出。

その3日前にあったリーグ戦で、浦安は敗北を喫した。試合終了のホイッスルが鳴り、選手がセンターサークルで相手選手・審判と握手した直後から、おれを含む声出しファンは「天皇杯アンセム」をアカペラで熱唱。ベンチへ引き上げるまで、歌は続いた。

2回戦の前日は、選手でもないのに、異様なテンションだった。



贔屓チームが日立台でレイソルと公式戦を行うことは、声出し応援をするファンにとって、本当に特別なことだ。


日立台特攻に向けて(1/2)(状況整理)

日立台特攻に向けて(2/2)(浦安ファン向け)

ブリオベッカ浦安の執念及ばず@日立台




この舞台でチームを応援できる嬉しさを知っているから、
この舞台で勝つ喜びを味わってみたいから、
先月の天皇杯予選で負けたときは、本当に悔しかった。

悔しさは、ジャカルタへ行っても消えなかった。



今年の天皇杯で日立台へ駒を進めたチームは、VONDS市原。

VONDS市原の強さは、改めて書く必要はないだろう。
GMと監督の知名度と、1回戦で秋田へ乗り込みJ3のブラウブリッツを撃破した事実だけで十分だ。


迎え撃つ柏レイソルは、ガチで戦うはず。
何故なら、(月曜日はもともとだが)試合の3日前から、ずっと非公開練習なのだ。


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加藤望新監督が戦術を浸透させたい状況も考慮すると、伊東純也やクリスティアーノがスタメン出場することもあり得る。

面白い試合になるだろう。



参考までに、昨年のブリオベッカは、0-1で負けた。おれにとって今まで観戦してきた試合の中で、1、2を争うくらいの悔しさが残った。その3日後、1人の選手のプレーを観るために茨城県へ向かった。
その選手は1得点を挙げ、ゴール以外でも相手の脅威になる活躍だった。



試合後に、その選手と少し話をさせていただいき、おれが「3日前は日立台にいた」ことを伝えた。すると、

「おれも、スタンドで観ていましたよ」との返事が。

「じゃあ、○○に代わって出てよ!!」と大声を出したかったが我慢。


その選手は、昨年の関東サッカーリーグ得点王のFW池田晃太。(2位はレナチーニョ)

(サッカーに「たられば」は、キリがないけど)、昨年の浦安に池田晃太が残っていれば…と今でも悲しく虚しい気持ちになる。

柏生まれ、柏育ちのサッカー選手が、日立台で初めてプレーする。

その一戦に臨む熱い気持ちは、おれの想像を遥かに超えるだろう。










その他、個人的な注目試合





横浜FマリノスvsFC大阪

三ツ沢でFC大阪の「セーブ!セーブ!永井!」コールをしたかった…
(そのコール発案者が、三ツ沢でFC大阪の応援に加勢したら、古参の関東リーグファンからすれば衝撃)




鹿島アントラーズvsHonda FC

「Honda FC」の名前を初めて知ったのは、11年前の天皇杯で躍進したとき。

そのときは、準々決勝(!)で鹿島と対戦し、延長戦の末に敗れた。

Twitterにも書いたが、(書き間違いではなく→)J1より下のカテゴリーでNo.1のボランチ・栗本広輝と、Jリーグ屈指のボランチ・レオシルバのマッチアップが見たい。

Honda FCからすれば、鹿島のCB昌子と植田がいないので、勝機は大いにある。


参考:当時のスタッツとダイジェスト。得点者の現状については、ノーコメント。
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川崎フロンターレvsソニー仙台

フロンターレは、大島僚太と小林悠が出れない。それでも、DFラインは健在。安定した守備と破壊力抜群のサイド攻撃はJリーグ随一。
(強い方の)仙台は、前節出場しなかったDFW荻原健太と、20分弱しか出場しなかった藤原元輝の出来が良ければ、いい勝負になる。




清水エスパルスvsFC今治

今治は、有間潤や三田尚希の攻撃が活きる戦術にしなければ、完敗するだろう。FW桑島良汰が、万全の状態で出場できるなら、一縷の望みあり。



おれは、
ジェフ千葉vsラインメール青森
の試合で、青森を応援する予定。

浦安が泥船状態だったときに、新加入で活躍した2人の選手に対して(勝手に)恩義を感じているからだ。

ラインメールは、CB小山内貴哉が出場停止だが、代わりに出場する選手がフィットすれば、接戦になるはず。

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天皇杯2回戦は、J1規格のスタジアムが多く使用される。なので、アマチュアのチームは、そこに来ただけで満足しがち。

しかし、(流行語大賞になるかもしれない)以下の一言だけは心に刻んでおきたい。






posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 22:20| Comment(0) | J3 その他JFL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年04月24日

ハードなGW3連戦に向けて

世間一般的は、今週末からGWに突入する。

(最も、おれは6月半ばまで出張仕事だが)

そんな中、JFLは1週間で3試合をこなすハードな日程となる。


昨年も同様の日程だったが、浦安は3連勝を上げた。しかし、今年は簡単に行かないだろう。

まず、昨年は ホーム →アウェイ→ホーム だったが、
   今年は アウェイ→ホーム→アウェイ


今年の日程を考えると、最悪なのはホームで負けること

となると、天皇杯1回戦突破の肉体的&精神的疲労を考慮して、次節は「これ以上できないくらいのターンオーバー」をするのも一考だろう。


ターンオーバーで出場する選手が、高井青のように「傍から見てもやる気十分」なプレーを魅せてくれれば、本当にうれしい(しかも、おれが好きなチームのホームスタジアムで)。
あと、次節はノーベル文学賞作家候補(と一部の浦安ファンが呼んでいる)が相手のベンチにいる。

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ただ、今年の明治安田生命J1リーグ甲府vs新潟のようなこともある。
【甲府の吉田監督は、昨年途中まで新潟の監督だった。この試合は新潟が、コーナーキックから2点も決めて、2−0で新潟が勝利】

それでも、相手は、間違いなく強い。ピッチ状態もいい(昨年は、ベストピッチ賞を獲得)。
試合に出る選手は、思う存分長所を出し切ってほしい。




その後は中3日で、市原臨海でホームゲーム。
ここでは、勝ち点を取っておきたい。いい加減、ホームゲームでラインダンスをやってほしい。




さらに中3日で、ロングアウェイ。都並敏史テクニカルディレクターにとっては、最もライバル意識のある監督が相手。名勝負が観られるだろう。



この1週間は特に大事。今後を考えると、都田での試合はベストメンバーでなくても全く問題ないので、6月21日に向けて完成度を上げてほしい。

posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 22:05| Comment(0) | J3 その他JFL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年10月24日

HondFCのプライド@仙台

ちょっと前の話になるが、9月22日(祝) 年中「ハロウィン状態な」中年の車に、LB-BRBファンと同乗させてもらい、仙台へ日帰りで行ってきた。

目的地はユアテックスタジアム仙台(以下、ユアスタ)
おれは「12日ぶりに来た」が、そのときは試合後に酷いものを見た。

片や中年は、「大塚製薬を見に来たとき以来」らしい。

スタジアムに着くと、屋根を支える梁の曲がり具合に関心していて、その部分をアップにして写真を撮っていた。


意気揚々とスタジアムに入場しようとしたところで、ハプニング発生。




上のツイートの写真奥にいるのが、おれ。このとき、目が点になっている。ユアスタには少なくとも30回以上来場しているが、こんな出来事は初めて。

キックオフ40分前にスタジアム内へ入ると、観客がまばらだった。ソニー仙台のホームゲーム開催時よりも少ない。このカードを「天皇杯料金」で観たい人が多いほど、仙台にサッカー文化は根付いていない…
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それでも、グルージャ側もHonda FC側もゴール裏はそこそこ人数がいる。

本拠地が仙台から遠いHonda FCもファン・サポーターが少なからず駆け付けていた。それ以外には「JFL連合」の姿も。




おれも「浦安ファン」として軽くあいさつ。近くにいた八戸ファンを意識して「奈良・沼津・八戸のように腰掛けのつもりはないです。よろしくお願いします。」とちょっぴり挑発的なことを言っておいた。

その後、両チームの選手紹介。
Honda FC の選手がオーロラヴィジョンに映るのは斬新だ
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(栗本選手と鈴木選手が浦安に来れば、年間勝ち点60はいけるだろう)


盛岡の選手紹介も終わり、トイレに向かおうとしたところで、審判紹介があった。
「家本政明」と聞こえた瞬間、大声で「えっ!」を叫んでしまった。


とはいえ、サッカーは審判がやるものではない。

選手入場時にHonda FCファンは「日曜日よりの使者」を歌うが、おれは宗教上の理由で歌わず。

試合が始まると、Honda FCの立ち上がりがいい。JFL連合も、いい雰囲気の応援で選手を後押しする。

前半10分ころ、グルージャがファールを与える。そのジャッジに対し、グルージャのゴール裏から審判に対する野次が多く飛ぶ。

おれは、野次が多すぎると思った。もちろん、そういったシーン以外は、Honda FCより大きな応援だったけど。

片や、Honda FCの応援はネタに走り始める。若いコールリーダーが「アッコちゃんやります!」と叫ぶと…









「若者が中年をいじめている光景」が見られた。


ピッチ上では、グルージャの左サイド・安楽がキレキレ。サイドを崩した、いい攻撃も散見された。

それ以上にキレていたのが、Honda FC 細貝竜太。中盤から前線へ絶妙なスルーパス。

左サイドへ上手く抜けた久野が、大町にラストパス。コースを見極めてシュート。ネットを揺らす。

Honda FC先制
もちろん、ゴール裏は大盛り上がり! ピッチもスタンドも一体感があり、このまま前半終了。


ハーフタイムの客席はくだらない話で盛り上がる(特にJFL連合)。


後半もHonda FCが優位に試合を進めていたが、ワンプレーで流れが激変する。




グルージャがロングボールを蹴る。それに反応したFWとHonda FCの選手が競り合う。

ここで笛が鳴り、グルージャにセットプレーが与えられた。

楽しく応援していたHonda FCの応援席も、さすがに凍り付く。

ここで、両チームの選手がヒートアップ。
GK清水谷は抱えたボールを放そうとしない。場合によっては警告が出てもおかしくない。
ここで、盛岡の選手がボールをむしり取ろうとして、清水谷を倒してしまう。


この行動を副審が見ており、盛岡の選手が一発レッド。
清水谷が「家本は確変モードに入った状態」であることを察してボールを放さなかったのだろう…



盛岡の視点から考えると、FKならボールをむしり取る気持ちも分かる。
有名な例を挙げれば、今年のJ1リーグFC東京vsアルビレックス新潟のシーンだ。(37秒以降)



でも、与えられたのはPK。なぜヒートアップしたのか…

このPKはグルージャ・梅内が決めて同点。

とはいえ、グルージャは1人少ない。その直後にも、MF牛之Mが退場。

この一連の流れで言えることは、審判に合わせたサッカーなら、Honda FCが上手。グルージャも神川監督を率いて魅力的なサッカーをしているが…


これで、グルージャは「決定的なシュートを打たせない」守備を徹底するしかなくなった。

そうなると、いくらHonda FCでも勝ち越しゴールを決めるのは難しい。

ピッチ内の閉塞感が、Honda FC応援席にも伝わってくる。となると、


若いコールリーダーが「アッコちゃんやります!」



中年のアゴが上がっている。まさに魂の走り。


延長戦も想定されるが、Honda FCは75分に交代枠を全て使い切り、勝負に出る。


目の前のゴールネットを揺らすために、一体感ある応援を続けるHonda FCファン&JFL連合

ずっとピッチの向こう側で試合をしていても、声を枯らして応援するグルージャ盛岡ファン

観客数が1,075人しかいないとは思えないほど、ユアスタの緊迫感が増す。

ネットを揺らすことはできないまま、後半ロスタイムに入る。

スタンドにいた観客のほとんどが、延長戦を想定していたであろう。


しかし、Honda FCの選手は90分で決める「強い心」を持っていた。

右サイドを実効支配していた細貝竜太がファーに速いボールを蹴る。グルージャの選手の頭上を越えたボールは、走りこんでいた早大卒の中川裕平にドンピシャ。右足を振りぬいたボールは、豪快にネットを揺らした。


Honda FCついに勝ち越し

この瞬間、Honda FC応援席は、長年のファンだろうが、ユースっ子だろうが、JFL連合だろうが、そんなの関係なかった。みんなで目の前のゴールに熱狂し、喜びを分かち合うのみ。

このまま試合終了。ダイジェスト映像は以下のとおり




試合後には応援席近くまで、Honda FCの選手があいさつに来てくれた。みんな清々しい表情に見えた。中年は選手に力水を渡せず、残念な表情だったが。


その後、相手に敬意を表するため「グルージャ盛岡」コールが行われた。

すると、グルージャ盛岡の監督・スタッフ・選手があいさつに来てくれ、その行動には感動した。

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でも、おれが1番感動したのは、この後の出来事だ。


両チームの選手がピッチから去り、Honda FCの若いコールリーダーの音頭でJFLコールが起こる。



通常だと、リーグの名前をコールするパターンは2つ。

1つは、自分たちが昇格を目指しているリーグをコールするパターン(達成したときにコールすることもあるけど)。

もう1つは、相手チームを「はやし立てる」ときに使うパターン。


自分の所属しているリーグをコールするパターンは、初めて体験した。Honda FCのファンはJFLに誇りを持っていることが伺えた。


さらに、JFL連合(他チームファン向け)へプレゼントが。

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話を聞くと、チームが用意してくれたものだった。Honda FCの心意気には感服するばかり。
(もしも、浦安がこんな状況になったら、お礼状くらいは作っておきたい)


先ほど書いたとおり、ユアスタには何十回も足を運んでいるが、この遠征は、本当にいい思い出になった。





追記・中川裕平の劇的ゴールから74時間後。リーグ戦で浦安は、後半ロスタイムに笠松亮太が劇的ゴールを挙げて、JFL残留が確定。参考→リーグ得点王がいないなら…

これからも、みなさんにはお世話になります。

posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 22:11| Comment(0) | J3 その他JFL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする