2015年04月23日

強風には勝てない

 おれの行動に対して、おれ自身で呆れるときがある。

 先週は宮崎でサッカーを観たというのに、またサッカーを観に遠くへ出かけたくなった。

 おれのような「基本無所属」なサッカーファンは、観たいチームがたくさんあるから、変な行動をとるのは仕方がない。


 …という訳で、ソニー仙台vsアスルクラロ沼津 を観戦するため、宮城県サッカー場へ向かった。




 サクラ満開のサッカー場には、

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キックオフ2時間前に到着したが、ファンらしき人は1人しかいない。


 そんなところでも、スタジアムグルメが充実していれば、いくらでも時間を潰せるのだが、
ブースは1つしかなかった

 その1つこそが、「から揚げの一歩」

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 メニューは「唐揚げ」と「唐揚げ弁当」のみ!!

 唐揚げしかないのかよ…と思いつつ、弁当を購入

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10分後



 この唐揚げがあれば、ベガルタ主催のユアスタと同じくらいスタグルで満足できる!!

という結論に達した。


 唐揚げのおいしさに満足していると、開門の時間となった。


 スタンドに入って実感したことは、
「ユアテックスタジアムとは違うよさがある」ということ。

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 ピッチとの距離が近いのはもちろんだが、
 何となく「おらが町のサッカー場」という風格がある。
美作ラグビー・サッカー場のイメージに似ている。



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 スタンドの客層も、子供や子ども連れの家族が多い。

 スタンド内で、ソニーのコールリーダーがよく使っていた言葉は、
「リスペクト精神」
「ファミリーの空気」

この2つだった。

 どちらもJリーグのサポーターにはあまりない言葉だったが、「勝ちゃあ、観客はついてくる」という考えではないことに共感を覚えた。

 (応援に悲壮感が出てくると、みんな近寄りたがらない)


 両チームのサポーターが、試合前にエール交換をするほのぼのした空気の中、選手が入場してきた。


 ベガルタの緊迫感もいいけれど、こういう牧歌的な感じは「家族連れにピッタリ」だろう。

 強風のなか、試合が始まった。
 ソニーが好調を維持しているようで、圧倒的にボールを支配していた。(風上にエンドをとったこともあるのだろうが)

 DFラインは高く設定されていて、アスルクラロからオフサイドを多くとっていた。

 そのDFラインの中心にいるのは、#22吉田選手
 プレースタイル以上に…美白の肌が気になる。根本裕一以上だ。
 真夏になっても、美白が保てるのか気になる


 ソニーが圧倒的にボールを支配するも、アスルクラロの最終ラインはなかなか突破できず前半終了。

 後半になっても、ペースは変わらない。

 ソニーのコールリーダーは、日本代表やヴェルディでよく歌われる応援歌を使い、ファンも手拍子で選手を後押しする。(有名な歌のほうが、手拍子しやすいのだろう)

 そんな会場の空気が伝わったのか、後半30分瀬田選手のシュートが決まり、ソニー先制!!

 完封勝利を続けていたソニーにとって、勝利が大きく近づいた!!と思った。

 しかし、完封を意識し過ぎたか、DFラインが下がってしまう。

 結果、アスルクラロは効果的な縦パスがどんどん入るようになる。

 ソニーにとってはピンチの連続となったが、決定的なシュートは瀧本選手がファインセーブする。

 何とかソニーが逃げ切るかと思われた後半ロスタイムに、アスルクラロはコーナーキックを得る。

 ここで、蔵田選手が左足で蹴ったボールは、アスルクラロの選手に誰も合わない。

 ボールは風に乗って、そのままゴールネットに入った…

 タイの強豪・ブリーラムのティーラトンに匹敵するボールである(分からない人ゴメンナサイ)。


 この後は、得点が入らず引き分けで試合終了。
 
 ソニーのコールリーダーは、声帯を壊しそうになっていた。





 試合後は、ファンと選手が触れ合うイベントとして、選手主催の「ビンゴ大会」が開催された。

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 子供たちやその親御さんが多く参加したが、

 おれやソニーのコールリーダーも大人げなく参加。

 豪華プレゼントが何か気になるところだが、子どもたちが先にビンゴを達成して、選手からプレゼントを受け取っていた。

 その中身の1つは、「静岡県高校選抜のジャージ」…めちゃくちゃ欲しかった


 1番驚いたプレゼントは、



「JFL選抜東南アジア遠征時の公式ユニフォーム」

………

 選手たちの気前がよすぎる。と思ったが、こんなハイレベルなプレーを魅せる選手たちと、子供たちが触れ合っている光景を見て、ほっこりした気分になった。




 ちなみに、おれのビンゴカードは、

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 リーチにすらならずゲームセット!!!(おれの日ごろの行いが祟ったか)



 それでも、おれは「関東大学リーグ得点王&MVP」の前澤選手とも会話できたので、満足していた。

 ビンゴ大会の後は、両チームのサポーターがお互いの健闘を称えあい、スタジアムを後にした。



posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 11:00| Comment(0) | J3 その他JFL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年04月17日

ホンダロック宮崎vs鹿児島ユナイテッド

 2か月の長期出張が終わり、南国に行きたいと思った。

 まず思い浮かべるのは沖縄だが、昨年9月に行っているので、宮崎へ向かった。



 寂しいひとり旅の道中は省略し、

 JFL第6節ホンダロック宮崎vs鹿児島ユナイテッドから話を始める。
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 まず、両チームの横断幕が目に飛び込んできた。
赤を基調をしたホンダロックの横断幕もよかったが、鹿児島ユナイテッドの横断幕の種類の多さにはびっくりした。
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 試合開始前になると、両チームのファンでスタンドが大賑わいとなる。関係者席まで埋まっている。

 選手入場のとき、鹿児島ユナイテッド ベンチ外の選手がスタンドに上がってきた。
 ある選手が、「サポーター席で観戦しましょうか?」とJリーグ経験のある某選手に提案していた。
 某選手は、戸惑いを隠せずにいて、しばらくコンコースで立ち見して試合を観戦していた。
 (注意・両チームのファンは、選手に罵声を浴びせるetcといった失礼なことはしません)


 ホンダロック宮崎のGK桑原一太選手がJFL100試合出場を達成したので、夫人から花束を贈呈された。


 そんな桑原選手のアピールポイントを、公式ホームページから引用する。

 宮崎名産マンゴーのような完熟されたプレーと、宮崎名産地鶏のような鳥人的セービングを武器に、まるでホンダロック製の鍵のようにゴールに鍵をかけ、相手攻撃をシャットダウン。


 ………


 試合が始まった。



 予想に反して、ホンダロックが押していた。
 ホンダロックのサポーター(ほとんど社員)も楽しそうに応援している。

 サポーターの近くにいた子どもたちは、自発的にチームコールをしていた。そんな光景を見たサポーターは、「一緒に応援しよう」と子どもたちに声を掛けた。すると、すぐに反応して一緒に応援を始めた。

 一見すると当たり前の光景に見えるかもしれないが、Jリーグではあまり見られない光景である。
(熱狂的な応援も度が過ぎると、悲壮的に見えてしまうからだ)

 そんなホンダロックであったが、チャンスに決めることができず、前半を終了する。

 後半立ち上がり、鹿児島がPKを獲得し、山田選手が決める。
 鹿児島が先制した後は、ほぼ一方的な試合になる。


 結果は、2-0で鹿児島ユナイテッドが勝利。

 宮崎に大勢詰めかけた鹿児島のサポーターはJリーグ並みの迫力で、選手を後押ししていた。

 特に、五領選手の応援歌では、すごく盛り上がっていた。
 これを数十人でやっていたので、なかなかの迫力だった。


 

 ホンダロックは、カテゴリー問わず、地元に愛されているチームであることが認識し、
 鹿児島は、サポーターの盛り上がりで、J3以上を目指すという気概を感じたことが収穫だった。


posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 19:00| Comment(0) | J3 その他JFL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年01月05日

2014年ベストゲームを振り返る(1)

 今の時期サッカー界は、高校サッカーとアジアカップで大いに盛り上がっている。

 どちらもトーナメント一発勝負で、サッカーの醍醐味が味わえるだろう。しかし、おれにとってこれらの大会は、正直あまり興味がない。
理由は、感情移入しづらいからである。。


 そこで、昨年観戦したサッカーの中で、ベストゲームを振り返ってみたい。
 リアルタイム性に優れたインターネットを使用して書くことではないかもしれない。けど、おれの価値観が少しでも伝われば幸いだ。


 昨年のベストゲームはズバリ、「HondaFC vs ホンダロック」@都田サッカー場である。

 Jリーグを目標としないJFL (アマチュアリーグ) 同士の試合を観に、わざわざ浜松まで行った理由は2点あった。
 1つ目は、サッカーファンには有名な都田サッカー場に行ってみたかったから。
もう1つの理由は、「有名なホンダロックサポ」がいて、その方も来場するという情報が入ったからである。

 
 当時1か月近くサッカーを観戦していなかったおれは、新幹線というリッチな手段を利用し、都田サッカー場に向かった。

 浜松駅まであっという間に到着だった。駅からはバスと徒歩合わせて1時間弱で都田サッカー場に到着した。
 
 スタジアムの外観は、Jリーグのスタジアムを40カ所観ているおれにとって、非常にシンプルに見えた。
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 開門直前から並んでいるサッカーファンは100人にも満たなかった。

開門後は、マスコットキャラクター「パッサーロ」を独り占めできてしまった

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 メインスタンドに入ると、ピッチとの距離が非常に近いことに驚いた。

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 同じ静岡県内にある「IAIスタジアム日本平」(清水のホームスタジアム)、「ヤマハスタジアム」(磐田のホームスタジアム)よりも近い。それでいて、牧歌的だった。凄く親近感が湧くスタジアムだと思った。
 でも、グッズはJリーグ並みに充実している。

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しかも安い!!日本製のタオルマフラーが1,000円。(普通なら2,000円してもおかしくない)

 HondaFCのグッズを買い、おいしい「広島風お好み焼き」を食べて、いい気分になっていたところに「有名なホンダロックサポ」が登場した

 
 そのサポは、相手のサポの元へ挨拶に出向き(Jリーグばかり観ていたおれには新鮮な光景だった。少し考えれば、同じサッカーファンとして当たり前の行動なのだが)、
 ホンダロックサポーター席に座っていた初見のおれにもドーナツをくれた。(理由は不明)


 試合前はどこか牧歌的だったが、メインスタンドは結構埋まってきた。

 バックスタンドはそんなに埋まらなかったが、臨場感はむちゃくちゃある。

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全席エキサイティングシートだ。(この試合なら前売り500円だけど、ベガルタ仙台のホームゲームなら前売り8,300円である。)

 そうこうしているうちに、選手入場が終わり、

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試合が始まった。


 ホンダロックの応援はのどかで楽しめる応援だった。笑いながら観戦している様は、「みんな楽しめればそれでいい」とさえ思える光景だった。上天気なこともあり、「有名なホンダロックサポ」の傍で横になってサッカーを楽しむファンまで現れた。

 試合は白熱した展開になった。しかも、格下と思われるロックが押しているではないか!

 ホンダロックは、J2でも観ているような切り替えの早さが目立った前半なのだが、

 ピッチサイドでは、少年がリフティングをしていた(ホンダロック応援席は注意すらせず、みんなで回数をカウントしていた)

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 後半も流れは変わらず、59分、



ペナルティエリアまで駆け上がっていた諏訪園のゴールでホンダロック先制!

 目の前で生まれたファインゴールに「有名なホンダロックサポ」が目の前の広告看板までダッシュで駆け寄る。一通り喜んだ後は、背中を丸くして両手で「ロック先制!!」とTwitterに書き込んでいた。

 でも、HondaFCが意地を見せはじめ、ホンダロックはサンドバック状態に逢う。

 ほとんどホンダロック陣地ハーフコートでの試合となり、本当に人数は同じなのかと思えるほどだった。

 なのに、ホンダロック応援席に悲壮感はない。「有名なホンダロックサポ」はみんなを笑わせる野次を飛ばす。



 ホンダロックは、文字通り「ゴールに鍵をかける」ことに徹していたが、85分HondaFC栗本のシュートが決まり同点に追いつかれた。


 この写真を見ればわかるが、15m近い距離のシュートを決めた選手がいち早くボールに駆け寄ってゲームを再開させようとしている。
 見事なゴールを決めた直後でも「試合に勝つ」という姿勢を見せた栗本選手に、「HondaFC」のプライドを感じた。


 このゴールの後でも流れは変わらず、ついに







 後半ロスタイムに逆転ゴールが生まれてしまう。




 ホンダロック特有の「立て続け失点病」「ロスタイム失点病」をダブルで発症した瞬間だった。
 HondaFCからすれば、痛快な大逆転劇。HondaFCの選手たちが見せた意地と執念に、都田サッカー場は大いに歓声が沸いた。逆転ゴールの瞬間は、800人どころか5,000人の大歓声に聞こえた。

 直後のホンダロック総攻撃が跳ね返されて試合終了



 試合後のホンダロック選手とサポーターは、明らかに温度差があった。サポーターは少し牧歌的だが、選手はめちゃくちゃ悔しそうだった。

 おれはというと、応援していたチームが負けたのに、好ゲームを楽しみながら見られた幸せを感じていた。
 ピッチとの距離の近さは試合後にも表れていて、

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この光景をボーッと見ていた。


 大逆転負けを食らった「有名なホンダロックサポ」は、ショックを隠しながら、おれに対し応援のお礼をしてくれた。
 Jリーグと違い、ひたすら大声を出して、跳ね続けたわけではないのに……



  この試合に携わった選手、スタッフ、サッカーファンに言いたいことはただ1つだけだ。









「おれを、コミュサカ界に、ハマらせたことを恨んでいます」


posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 22:21| Comment(0) | J3 その他JFL | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする