2018年07月06日

【夢の国】は、鈴鹿にあり

以前から、鈴鹿アンリミテッドのホームゲームを観戦したかった。




理由は、山岡暫定社長の「企画力」を、実際に現場で見たいから。


昨年行われたイベントを列挙すると、


「高速」流しそうめん チョコレートファウンテン&餅つき ふんどし祭り まぐろ解体ショー スタジアムウェディング
果ては、現金祭り…


参考:【地域リーグ 東海】Pickup!スタジアムウェディング!鈴鹿アンリミテッドFCはFC岐阜セカンドに勝利!進撃の社長シリーズ第5弾!末永くお幸せに♪




興行面で大きな注目を集めたが、チームの成績は、全国地域サッカーチャンピオンズリーグ1次ラウンド敗退。


今年の成績は、東海社会人サッカーリーグで上位につけている。しかし、既に1分けを喫した(他の試合は全勝)。


先週末のホームゲームは、それまで6戦全勝のFC刈谷を迎えた。
「価値点6」が掛かった試合。



この情報を知ったとき、贔屓チームの試合を差し置いて、行きたくなった。



6月30日(土)東海社会人サッカーリーグ1部 第6戦 vs FC刈谷戦のお知らせ







試合開始2時間50分前、おれは試合会場の「AGF鈴鹿陸上競技場」に到着した。


アンリミテッド横丁(フードコートなどのイベント)が開くまで、50分ほどの時間がある。


なのに、準備は万端であるように思えた。


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(蚊取り線香を置く配慮が嬉しい)




その時間から、山岡暫定社長は動いていた。


スタジアムグルメの準備を手伝ったり、木枠のバリケードを付けたり、


噴霧器の使用方法を打ち合わせていた。

(メインスタンド最上段から撮影)
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噴霧器を出す理由は、「真夏のような暑さだったから」である。

山岡暫定社長は、噴霧器を使っていたスタッフに向かって「やりたいようにやっていいよ!」と指示を出す。


メインスタンド最上段から、フードコートに向かって霧をかけると、確かに涼しくなる(多少ではあるが)。


(実際の使用例:)





噴霧器の試運転をしていた頃、ホームゲームの手伝いをする「鈴鹿大学 女子バレーボール部」の部員も到着(バレー部は、リーグ戦が中断期間に入っているため、日程的な調整ができた)。


その後、試合開始2時間前となる。


山岡暫定社長から「アンリミテッド横丁を開きます!」という開店宣言が行われた。




アンリミテッド横丁のメニュー。山岡社長完全手作り!のスープカレーが気になる。
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左、どて煮 右、スープカレー
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開店宣言から10秒後、おれは「スープカレー」を注文した。


すかさず、山岡社長や数人のスタッフから、「ありがとうございます!」と 元気な返事をもらう。


30秒後、スープカレーを受け取る。カレーをみたとき、驚いた。

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アウェイチームの旗楊枝が立っているではないか(裏返すと、アンリミテッドの旗)。


このカレーは、1000円する価格だったが、食べてみて納得。ほどよい辛さで、具材も柔らかく煮こまれている。スープカレー専門店の味と比べても、遜色ない。


どて煮もおいしくいただいた。

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他にも、から揚げやトンテキも人気の様子。


そんな中で、山岡暫定社長と電子トレカの「whooop!」を開発した会社の取締役COO 梅澤優太氏のトークショーが行われた。


参考:“電子トレカ”がスポーツチームの収益源になる「whooop!」発表、1500万円の資金調達も(TechCrunch Japan)



(山岡暫定社長が音頭をとって、2人ともポーズを取ってくれた。ありがたい。)

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トークショーは、堅苦しさが一切なし。山岡暫定社長が、現役東大生の梅澤氏を、「優しくイジる」内容だ。地方局のコメディ番組を観ている気分。

もちろん、「whooop!」の今後の展開についても言及。お互いが想定している「カード購入の特典」には、頷ける話もあれば、爆笑する内容もあった。ここでは書けない話も聞けた。


トークショーが終わった後は、フリートークタイム。


梅澤氏とも、少しお話をさせていただいた。ブリオベッカが現状で行っているファンサービスに、興味をもってくれた様子。会話の中で1番驚いたことは、


「浦安市陸が人工芝であることを知っていた」


金や名誉のために、電子トレカを始めたのであれば、こんな情報は知らないはず。スポーツ界全体を盛り上げようとする気概を感じた。





その頃、山岡暫定社長は、いろいろなお客さんと分け隔てなく会話を続けていた。1か所に長時間とどまることなく、たくさんの人と。(個人的には、清心温泉の番頭さんを思い出していた)



情報を出力する人が上手い人は、情報を入力するのも上手い。おれも、見習わなければならない。


少し落ち着いたところで、山岡暫定社長と話をすることができた。


話の中で、サウルコス福井の現状についても、本音を語ってくれた。アンリミテッド横丁の話題になったとき、印象に残っているセリフがある。



「地域のお祭りの最後に、サッカーがある」
(注:今日の試合は、大事な首位攻防戦)


この一言を聞いたとき、おれは「鈴鹿に来てよかった」と思えた。







まわりを見渡せば、スタッフの皆さんから、「仕事をやらされている感」が出ていない。


スタジアムDJが、メインスタンド最上段から「アンリミテッド横丁に、アウェイはありません!」と言いながら噴霧器をかけてくれる。
(ついでに、シャボン玉を大量発生させるバブルガンも登場。子どもたちに人気だった)


おいしいスタジアムグルメを食べている人は、みんないい笑顔をしている。


特筆すべきは、

カレーやから揚げ、アルコール飲料を、女子バレーボール部のみなさんが、ユニフォーム姿で運んでいたこと。






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(↑おれは、ポスターを購入)

バレー部のみなさんは、他にも子どもたちとパス回しをする等、積極的に活動していた。さすがに、アタックを受ける人は、いなかった…
(鈴鹿大学女子バレー部にとっては、絶好のアピールになったはず)







アンリミテッド横丁が大盛況になった結果、


FC刈谷サポが、骨抜きにされた
(注:今日の試合は、大事な首位攻防戦)



FC刈谷のGKが、ピッチ内でアップを始めたとき、声出しサポがスタンドにほどんどいなかったらしい。




グッズ売り場も見た後、キックオフ30分前になって、スタンドへ向かう。
(社長や常務の缶バッチもあり)
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コンコースでは、AGF様が、ピーチティー・スポーツドリンク・アイスコーヒーを、無料提供。おかわり自由
太っ腹!

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飲料ブースの横では、ボールペン・うちわ・マッチデープログラムをいただく。

マッチデープログラムの表紙は、
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山岡暫定社長だ。



表紙の左真ん中には、こう書いてあった。


スタジアムグルメ味の6本勝負!
サッカーばかり観てんじゃねぇYO!
(注:今日の試合は、大事な首位攻防戦)


この文面を見たとき、思わず「えっ!?」と声を出した。



試合開始10分前に、アンリミテッド横丁へ戻ると、一時の賑わいは無くなり、「閉店時刻のお祭り」のような空気が流れていた。


その頃、「スープカレー」と「から揚げ」が売り切れたという情報が入った。


山岡暫定社長は、「水曜日からカレーを仕込んだ甲斐があった!」と叫ぶように言った。


おれは思わず、「72時間前から作っていたんですか!?」とツッコミを入れてしまった。暫定社長は、苦笑いしていた。


専門店のような美味も納得。




祭りが終わった後!? 鈴鹿アンリミテッドvsFC刈谷の首位攻防戦が始まった。


スタジアム内に、固定の時計経過板はない。

代わりに、


陸上競技の記録表示板を代用していた。

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ピッチ内で、
強力2トップを擁する鈴鹿は、どんどんロングボールを放り込む。結果、先制点を奪った。

しかし、刈谷のパス回しは冴える。前半終了間際、ペナルティエリア外からのミドルシュートが、鮮やかに決まって同点に追いつく。

後半も一進一退の攻防が続く。残り15分になると、オープンな展開になる。


鈴鹿は選手を一切変えない(結果、試合終了まで後退はなし)。刈谷は80分以降、選手交代を次々に行う。しかし、「重心が低く速いドリブル」が特徴の今部勇太はベンチ外。鈴鹿DFのラインと、前のラインは間延びしていたが…

後半アディショナルタイムに入ってから、刈谷は選手交代を行わなかった。個人的には、「勝ちに来ている」と感じた。


しかし、ラスト10秒で、鈴鹿が決勝ゴールを挙げる。
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大歓声がスタンドに響き渡った(刈谷応援席を除く)。

試合終了後、鈴鹿の選手たちが客席まで登ってきて、ファンとハイタッチ。

ヒーローインタビューは、スタンドの最前列で行う。
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言うまでもなく、鈴鹿ファンは大盛り上がり。


スタンドを出ると、山岡暫定社長は、両チームのファンと会話していた(観客を見送りながら)。


ほとんどのファンが出払った後は、総動員でアンリミテッド横丁の後片付け。



スタッフの皆さんが会話をしながら片付ける様子は、サッカーの試合後に見えなかった。「地域のお祭り」が終わった後のように見えた。






ここまで、山岡暫定社長の行動を(少し)観察してきたが、「料理の腕が一人前のおしゃべり好き」にしか見えなかった。


しかし、下記のあいさつ文を見ると、「ただ者ではない」ことが分かる。


2015年シーズン終了の御挨拶

2016年を振り返って

2017年シーズン終了の御挨拶(以上、鈴鹿アンリミテッドHP)




「ただ者ではない」暫定社長が陣頭指揮を執ることによって、


おいしいスタジアムグルメがいくつもある。

スタッフは、楽しみながら仕事をしているように感じる。

試合を観に来た子どもや大人は、試合前から笑顔。





【夢の国】は、鈴鹿にあった
posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 23:58| Comment(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年05月29日

AFCcup観戦記@ジャカルタ

アジアではACLに続く、2番目の大会として認知されているAFCカップ。(欧州でいう ヨーロッパリーグのような位置づけ)


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英語版wikipediaのリンク:https://en.wikipedia.org/wiki/2018_AFC_Cup_knockout_stage#ASEAN_SF1.2






AFCカップ開幕(小島聖矢のBLOG)

AFCカップ(内田昂輔オフィシャルブログ)
















AFCカップに出場するチームによっては、「半端じゃない気合いの入れよう」を持っている。

そのチームが、ペルシジャ・ジャカルタ
熱狂的なサポーターが多いチームだ。


ヴィッセル神戸のフォロワー数は、6万ちょい
浦和レッズのフォロワー数は、40万ちょい

ペルシジャ・ジャカルタのフォロワー数は、274万以上

公式Twitter:https://twitter.com/Persija_Jkt

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そんなチームの「ラウンド16 第2戦」を観戦するために、5月13日からジャカルタへ1泊4日の旅に出た。


(道中は省略)


現地時間15日の夕方6時過ぎ、ゲロラ・ブン・カルノ・スタジアムに到着。キックオフは1時間半後の時点で、若い男ばかりが、続々と入場している。


チケット売り場を尋ねると、まさかの「ネット注文のみ受付」。


仕方なく、カタコトの英語でサポーターにチケットを所望する。


結果、定価(ゴール裏600円相当)より倍近い価格で、なんとかゲット(記事上段の写真)。


直後に記念撮影(赤いユニの中で、インドネシアに誇れるものを着用)
(タオマフは買った)
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入場口(警備が厳重)
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チケットを係員が確認した後、ボディチェックまで
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スタンドに入場して、スタジアム全景
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バックスタンドのサポ―ター
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スタンドを見渡すと、若い男ばかり。平均年齢は20代。女性は、1%程度。


インドネシア特有の気候も加わり、異様に蒸し暑い。


あらゆるエリアの最前列に、太鼓がある。
スタジアムの左側(メイン、バック、ゴール裏)で、30個以上持ち込んでいる。


選手入場の直前から、応援が各所で始まる。その声は、バラバラになることが多い。


ただし、スタンド全体で噛み合ったときは、日本で味わうことのできないような「声の圧」が発生する。
埼玉スタジアムの「We are reds!!」の大歓声でも、この圧は感じない。


大声を出しているはずなのに、自分の声が聞こえないレベルだ(普段聞いている自分の声は、頭蓋骨を伝わってきた声にも関わらず)。

スタンド全体で、立ち上がって声出し応援をしている状況。



この試合の観客数は、


62,198人


コレオグラフィーも行われ、サッカーとは思えないほど熱狂的な雰囲気の中で、選手入場。


シンガポールで行われたアウェイの第1戦は、2−3で負けたペルシジャ・ジャカルタだが、ホームの圧倒的な利を得て優位に試合を進める


はずだった。



前半6分に、藤ヶ谷でもありえないミスから失点


その直後に、PKを決めてトータルスコア1点差に戻す。とてつもない声援が、スタジアムを覆う。


その直後に、また失点



はっきり書くと、ペルシジャ・ジャカルタの競技レベルは、低い。


ブリオベッカ浦安でも、本気を出せば勝てそうな試合内容だ。


異様なほどの大歓声を送るサポーターも、失点したときは、みんなガックリする光景が印象に残った(日本のサポーターは、失点しても選手を励ますことが多い。この点は、誇れるところだろう)。


とはいえ、ビハインドでも、応援のテンションが落ちることはない。この時間帯に限って、審判を罵倒するコールが、1番大きかったことには笑った。



なのに、前半終了間際には、選手が1人退場し、致命的な3失点目を喫する。



応援の熱量が、試合内容に影響することは、まずない。
身をもって感じた。



キックオフ時の動画





メインスタンド(応援が1番おとなしい席)から撮影したダイジェスト動画




結局、このまま試合終了。ペルシジャ・ジャカルタは、ラウンド16で敗退となった。



個人的には残念な結果になったが、サッカー人気の高い国で、国際試合を観戦できたことは有意義だった。





インドネシアのサッカーは、協会の分裂騒動がキッカケとなり、トップリーグが並立する(Bリーグ発足以前の日本バスケのような)状況だった。政府の介入を許すほどの異常事態。
そのあおりで、ロシアW杯の予選に出場できなかった。

(協会がマトモで、クラブの資金が正しく運用できれば… つくづく惜しい)


当然だが、インドネシアのクラブは、AFCチャンピオンズリーグ本戦に出場していない。

にも関わらず、地上波テレビで生中継やハイライトを中継をする。




このサッカー文化を贔屓チームのまわりに持ち込むのは、到底無理。それでも、いい勉強になった。




追記:空港まで送ってもらったタクシーは、Hondaの車だった
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posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 23:06| Comment(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月17日

サポーターはチームの鏡

タイトルに掲げたセリフは、サポーターが何かしらの行動を起こしたときに使われる(場合が多い)。

例えば、選手を非難する意味でのブーイング・バス囲みetc.
どちらかというと、悪い意味で用いられる。


しかし、このセリフは別の意味を持っている。

それは、
球団首脳やGM・監督、主力選手の「仕事観やサッカー観」を「ファン・サポーターが共有すること」だ。




今年観戦した試合の中で、忘れられないゲームがある。

それは、関東リーグ 東京ユナイテッドvsVONDS市原(小石川運動場) 。


首位攻防戦という状況も手伝い、タッチライン脇の観戦スペースには、多くのファンが詰めかけていた。

東京ユナイテッドからすれば、勝利がほしい展開だったこともあり、選手が審判に抗議するシーンが目立つ。特に、岩政大樹は、観客にも内容が聞こえるほど大きい声で抗議していた。

対するVONDS市原。監督のゼムノビッチは、天皇杯本戦で退席処分を受けるなど、審判に抗議することが多い。
試合終盤、選手交代の際に、意思疎通が合わず、トラブルになってしまう。その後、






声出し応援が禁止されている会場で、審判に対して、かなり大きな野次が飛ぶ。

地域リーグとは思えない、異様な光景だった。

この光景を生み出した要因は、両チーム監督、主力選手の「仕事観やサッカー観」だろう(その考え方は、決して間違いではない)





ピッチ外の話になるが、

松本山雅の反町監督は、「仕事観やサッカー観」を「ファン・サポーターが共有」する方法として、面白い手段を用いている。
信州での普及率が高い信濃毎日新聞へ月1回コラムを掲載することだ。(現在でも続いている)

信濃毎日新聞社 「RESPECT《リスペクト》 監督の仕事と視点」(松本山雅公式HP)

【スタッフブログ】RESPECT(東京ユナイテッド公式ブログ)



監督の考え方を、地域のファンに直接伝えられるので、「ファン・サポーターと考えを共有」しやすい(ただし、監督の考え方が間違っていると、チームの成績はどん底に陥るだろう)。
普及率が高い地方新聞は、大手新聞以上に「情報を信頼している読者が多い」ため、この手段は有効といえる。





翻して、おれの贔屓チームに話を移す。


(試合ごとにレポートを取り上げることは嬉しいが)チームの公式HPで「攻撃的な姿勢」や「遮二無二ゴールを狙う」ことを多く取り上げると、
ファンはそこしか観なくなってしまう。ゴールが醍醐味であることは理解できるが…



「贔屓チーム」や「大手のテレビ放送局でよくある」試合の取り上げ方として、
攻撃的なサッカーを展開しました。
しかし、一瞬のスキを突かれて失点しました。(そのスキは一瞬でないことが多い)
その後も攻め続けました。
でも、決定機を○○が外しました。
惜しくも負けました。


上記のような取り上げ方をすると、守備でのいいプレーや、積極的な惜しいプレーに対して、誰も反応しないスタンドになってしまう。決定機を外した場面では、ため息ばかりが漏れて、スタンドが盛り上がる場面は、ゴールだけになる…






この考え方とは、対極にあたる監督がJリーグにいた。

ジェフを率いていたイビチャ・オシム氏。

象徴的だったのは、2003年J1リーグ1stステージ第13節 ジュビロ磐田vsジェフ市原でのワンシーンだ。




以下、オシムの言葉 (集英社文庫)の一部抜粋

来た!足元に山岸から絶妙なクロスが届けられた。

フリーだ。ただヒットすれば勝利が来る。
同時に優勝をほぼ手中に収めることができる。
足を振る。決まったと思った。
しかし。ボールには触りながらも、軌道は定まらなかった。
黄色い悲鳴と水色のアンドの叫び。勇人は責任の重さと悔しさに点を仰いだ。

-中略-
ミックスゾーンにいた勇人は、悔しくてたまらなかった。
そこに記者が話しかけた。

「監督に最後の佐藤のシュートが残念でしたね、と聞いたんだよ。
 そしたら、『シュートは外れるときもある。それよりもあの時間帯に、
 ボランチがあそこまで走ったことを、なぜ褒めてあげないのか』
 といわれたよ」

全身が痺れた。この人はどこまでも自分たちを見てくれている。


試合レポート(ジュビロ公式HP)

試合レポート(ジェフ公式HP)







「サポーターはチームの鏡」とはよく言ったものだ。オシムの言葉を(ファン含め)チーム全体で共有することで、チームの成績は上向いた。これは顕著な例だ。

情報を発信する側が、受信する側のファンに対して「仕事観やサッカー観」をどのように伝えるのか?
多くの来場者が見込める来年の関東リーグでは、勝負のポイントになるかもしれない。
posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 00:05| Comment(0) | その他サッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする