2015年11月24日

まず、お金を増やすことが大事 (1/3)

 この記事を書いていて、ため息しか出てきませんが、更新します。


 見事、JFL昇格の権利を手にした、ブリオベッカ浦安


 来年は、初めて全国リーグを舞台にして戦うわけだが、当然「運営費」は大幅にアップしてしまう。


 Jリーグに所属しているクラブの場合、毎年経営情報を公開している。(収支がプラマイゼロだったり、粉飾決算が発覚したり、信ぴょう性に疑いがあるけど)

Jクラブ個別経営情報開示資料(平成26年度)



 しかし、JFLの運営費については、ピンと来ない部分があった。

 そこで、今回はJFLのチームを運営するには、どれくらいお金が要るのか?を考えてみた(10分くらいネットサーフィンしただけだが)


 まず、2012年にアップされたこの記事
JFLへの道

 
 当時J3はなかったが、「ギリギリの運営をしても、3000〜4000万円」という一文が出てくる。

 しかし、そんな運営をしても、ソッコーで残留争いに巻き込まれるだけである。


 では、「J3昇格」(以降、このブログ及びツイッターでは「J3参入」という文言は使わない)を目指すクラブは、どういった経営状況なのか?



 まずは、ヴァンラーレ八戸

 ティガ―氏がアップしたデータによると




 年間1億円を優に超える規模の経営をしている。


 でも、J3に昇格するには「年間事業収入で一定の金額に達している」必要がある。(スタジアムetcまで書くと、話が長くなるので割愛する)

 


 その金額とは、1億5000万円以上




 …浦安の現状を考えると、気が遠くなる数字だ。「Jリーグを目指して頑張っています!」だけでは、まず集められない金額である。


 今年のJFLのチームの中で、1億5000万円以上の収入があるクラブはある。



 そのクラブとは、もちろん鹿児島ユナイテッドである。


 
 鹿児島ユナイテッド2015年サポーターズカンファレンス議事録


 この議事録によると、年間収入は、2億2000万〜5000万円程度である。


 ここまで収入が多いJFLのクラブはまずないだろうが、1億円以上の規模のクラブはいくつもある。


 Jリーグほどではないが、JFLも資本主義の色濃いリーグなのだ。





 チームの営業が頑張り続けているのは承知しているが、

 全国リーグで「普通列車に乗って移動」とかならないよう、収入を大幅に増やさなければならない。


元ネタ↓
5月3日 笠松選手更新のブログ

参考↓
東京から関東リーグ最遠の矢板まで普通列車だけで移動すると…

おまけ↓
東京からJFL最遠の宮崎まで普通列車だけで移動すると…

posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 20:55| Comment(0) | 2015 ブリオベッカ昇格 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月23日

ブリオベッカ浦安 関東1部編 ―完―

 昨年の今日(11月23日)のことである。


 全国地域サッカーリーグ決勝大会(以下、地域決勝)が、千葉県市原市で行われていた。


 この日は、決勝ラウンド最終日で「奈良クラブ」「FC大阪」「サウルコス福井」「流経大ドラゴンズ」の4チームが試合を行っていた。

 浦安SC(現・ブリオベッカ浦安)は、既に1次ラウンドで敗退していたが、おれは4チームがどんな応援をするのか興味をもち、競技場に駆け付けた。





 応援について考えさせることはあった。特に、第2試合の「福井」や「奈良」の応援は、JFLでも十分なレベルだった。

 「でも、地元マスコミから多大なバックアップを受けていて、Jリーグのチームが近接していないところは、あまり参考にならないな…」


 なんて思っているうちに、試合のほうは、奈良クラブが大量リードしていた。


 試合終盤に、岡山選手が出場するところで、奈良サポーターは大盛り上がり!!




 さすがに、スタンドにいることが辛くなって、競技場外のロータリーに出た。

 
 FC大阪や奈良クラブのバスを眺めていると、試合終了のホイッスルが、かすかに聞こえた。


 スタンドからの歓声が聞こえる中、正面にある関係者用の扉から、1人の男がそそくさと出てきた。


 「こんなに早く出てくるなんて、誰なんだろう?」と思ったが、男が発するオーラですぐに分かった。



 浦安SC監督・齋藤芳行だった。



 おれは、すぐに監督の元に向かい、

「来年は、この舞台で思い切り喜びましょう!」と言ったら、



「ありがとう!」と力強い返事をくれた。







 そして、翌シーズン。

 浦安市運動公園陸上競技場がオープン。


 今年を大ざっぱに振り返ると、


開幕戦はホームで劇的な逆転勝ち(行ってないけど)


次のホームで、最下位相手に3失点の完敗(乾杯ではない)


ホームのVONDS市原戦は消化不良


首位VONDS市原との勝ち点差が、5に広がる痛い黒星を喫し


最悪の流れで迎えた江戸川ダービーで、開幕戦以来のホーム白星


その後、後期を怒涛の5連勝で、首位VONDS市原と勝ち点で並ぶ


残り4節で迎えたアウェイのVONDS市原戦で圧勝


そして、ホームゲーム最終戦でリーグ優勝を決めた(この試合は行ってない…)


なのに、全国社会人サッカー選手権大会(全社)の1回戦で控えメンバーで臨んで、あっさり負け(行ってないけど)


関東リーグのカップ戦でも控えメンバーを出して、格下相手に1勝1分け1敗と大苦戦。





地域決勝はどうなることやら…と嫌な予感を頭をよぎったが






1次ラウンドから決勝ラウンドまで5連勝





 おれは、1次ラウンドの最終戦しか観戦していないが、十分楽しい試合だった。



 そして、今日で地域決勝が終わった。

 ブリオベッカ浦安は2位に入賞した。JFL昇格の権利を勝ち取った。



 永く続くであろうチームの歴史にとって、通過点であることは分かっている。


 でも、あえて一言。


 選手のみなさん、スタッフのみなさん、後援会のみなさん、ファンのみなさん



 おめでとうございます。そして、ありがとうございます。

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写真・今年のリーグ戦で、VONDS市原に圧勝した後の齋藤監督

posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 18:53| Comment(0) | 2015 ブリオベッカ昇格 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月09日

「とりあえず」1次ラウンド突破

 ブリオベッカ浦安が、2年連続で全国地域サッカーリーグ決勝大会(以下、地域決勝)に出場している。

 昨日の vsバンディオンセ加古川 の勝利をもって、1次ラウンドを突破した。




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中津総合運動場



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選手入場時



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清水康也の同点ゴール(PK)



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サポーターの元に向かう選手・スタッフ


 1か月前の全社で、関東サッカーリーグのチーム(東京23FC、VONDS市原)は、関西サッカーリーグに苦汁を飲まされ続けたが、一矢報いることができた。加古川にとっては痛恨の敗戦。

 通常であれば試合後に、浦安のファンは相手のチームコールを行うが、さすがに今回は自粛した。





 一方の浦安は

 試合が終わっても、選手やスタッフに笑顔はほとんど見られなかった。

 頭の中は、決勝ラウンドに切り替わっているのだろう。

 初戦の相手はサウルコス福井だ。これまで地域決勝には何回も出場しており、「2009年地獄の北信越リーグ(パルセイロ、ツエーゲン、松本山雅etc)」を経験しているチームだ。地力は間違いなくある。

 (イビチャ・オシムなら、初戦を捨てるかもしれないが)今の浦安には、短期決戦で1番大事な勢いがある。初戦が楽しみだ。



 今回のブログは ・(使命感を漂わせながら)応援していた時間が比較的長かった
    
         ・日帰りで大分県中津市まで観戦したこと

 
   以上の2点により、内容の薄い日記となった。ご了承いただきたい。


posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 22:43| Comment(0) | 2015 ブリオベッカ昇格 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする