2015年05月28日

浦安で最初の「江戸川ダービー」に寄せて


 5月30日(土)13時から、ブリオベッカ浦安vs東京23FCの一戦が、浦安市運動公園陸上競技場で開催される。


「江戸川ダービー」(by ブリオベッカ浦安)と称される一戦は、地域リーグとは思えないくらい関心が高い。

 関心の高さは、両チームの公式twitterの様子からも分かる。

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 2,000人以上の観衆で大賑わいとなるだろう(ちなみに、去年の地域リーグ屈指の好カード FC大阪vs奈良クラブでも、こんなに多くの観衆を集めることはなかった)。



 ちなみに両チームとも、首位・VONDS市原とは大きく引き離され、ともに自力優勝が消滅している(まだ前期なのに…)。



 この1戦でサポーターは、死にもの狂いで必死に応援するだろう。






 でも、ブリオベッカ浦安は少し違う





 おれは、今年の応援をしていく上で、目標を立てている。

それは、

 「悲壮感を出さないこと」(ちなみに、使命感は最初からない)


 今のブリオベッカ浦安は、優勝に向けて崖っぷちの状況にある。

 そんな中で、悲壮感を出さないというのは、正直難しい。


 でも、浦安に永く根付こうとしている店は、新規オープンしてから、今度の試合でやっと4営業日である。


参考:サッカークラブを飲食店に例えると


 そんな最初の最初で、「客が排他的」とか「近寄りがたい客がいる」思われるのは最悪だ。
 
 クラブスタッフが、楽しいスタジアムつくりを目指して、奮闘中なのだ。その頑張りを、ファンが台無しにするわけにはいかない。



 ブリオベッカ浦安のファミリー全員が頑張れば、
 選手は、絶対にチームを勝たせてくれる。とは断言できない。
 ただ、最後までベストを尽くして戦うことは断言できる。



 そんな選手たちを、悲壮感を出さずに、みんな一体となって後押ししたい。一体感のある雰囲気に好印象を持って、江戸川ダービーの次もファンが来てくれれば幸いだ。

 
 確実に言えるのは、これだけ。


 さあ、あとは当日を待つのみ。メインスタンドは試合開始前に満員になるだろう。果たして何人来場するのか?すごく楽しみだ。


posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 21:39| Comment(0) | 2015 ブリオベッカ昇格 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月26日

サッカーにおけるチャンスとピンチは、コインの裏表だ

 このタイトルは、ラモス瑠偉の名言である。

 まさにそんな試合だったのが、23日(土)に赤羽スポーツの森公園競技場(赤スポ)で行われた、

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FC KOREA vs ブリオベッカ浦安 である。


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 先日、「右サイドの支配者」と書いた田中貴大は、停止明けとなったこの試合で左サイドバックに回った。右サイドバックは前節に続いて山崎紘吉が入った。



 前半立ち上がり、浦安は決定機を作らせなかったが、作ることもできなかった。

 このまま前半は、お互いにチャンスらしいチャンスも無く、ロスタイムは1秒も取らず。はっきり言って、この45分は見どころがほとんどなかった。



 でも、面白いこともあった。

 赤スポは、観客席とピッチが近く、臨場感がある。おれは、最前列の1番右側(芝生と客席の間)で観戦していたが、ミスターサイトー(監督)の声が、いつも以上によく聞こえる。
 
 表情やリアクションもよく見えて、監督の心境が手に取るようにわかる。

 この日もベンチ入りした、都並テクニカルディレクターは、ほとんど静観していた。

 (浦安声だしファンの くだらない雑談が聞こえていなければいいのだが…)

 


 後半になると戦況は一変する。

 浦安がゲームを支配し始めた。
 
 FC KOREAのペナルティエリアにどんどん侵入する。決定機も作る。
しかし、齋藤監督が、頭を抱えたり、後ろにのけぞったりするのみ。(こんなシーンは少なくとも3回はあった)

 浦安はゴールを割ることができない。

 対するFC KOREAは、浦安よりも早め早めの選手交代を行う。
それは、「攻撃的」な交代であった。

 特に、ウィングに入った選手のスピードは驚異的であった。

 昨年のFC大阪や奈良でも、ここまで縦のスピードが速い選手はいなかった。


 後半40分を過ぎても、まだスコアは動かない。

 浦安は、これ以上首位との勝ち点差を離されたくないため、さらに前ががりになった。
 
 後半ロスタイム突入直前、FC KOREAのカウンターが発動する。

 ウィングに入った選手が独走し、低く速いクロスを送る。
 KOREAのシュートを1度は防ぐも、混戦の中から、ゴールを割られてしまった。




 痛恨の先制点献上。

 3分のロスタイムではスコアは動かず、1−0でFC KOREA が勝利。

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 結果、浦安と首位VONDS市原との勝ち点差は 2→5 に開いてしまった。

 試合後、KOREA側はお祭り騒ぎ。劇的な勝利を収めたので、気持ちはよく分かる。




 対する浦安側。明らかに空気が重い。いつも明るいチームが、ウソのように静かだ。

 前節は担架に乗せられ負傷退場したのに、先発出場した上松選手。
 ファンへのあいさつが終わった後、1人きりで、しばらくベンチに座っている姿が妙に印象的だった………





 次節「江戸川クラシコ」については、また今度。

posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 21:33| Comment(0) | 2015 ブリオベッカ昇格 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月20日

鬼門突破!しかし…「バカ」なことが

 ブリオベッカ浦安は17日(日)、アウェイで流経大FCと戦った。




 流通経済大学のサッカー部は、Jリーガーを数多く輩出しているが、現在の部員数は238名である。

 登録しているチーム数が1チームしかないと、ベンチ外の人数が220人になってしまう。そのため、(育成型のチームを除くと) サッカー部は、サードチームまで保有している。



 1軍は、関東大学サッカーリーグに所属している「流通経済大学」

 セカンドチームは、関東サッカーリーグ1部に所属している「流通経済大学FC(流経大FC)」

 サードチームは、関東サッカーリーグ2部に所属している「クラブ・ドラゴンズ」


 ただし、これは昨年の話

 「クラブ・ドラゴンズ」が飛び級で、関東サッカーリーグ1部よりもカテゴリーが上のJFLに昇格した。

 従って、今年の場合は、「クラブ・ドラゴンズ」がセカンドチームで、「流経大FC」がサードチームということになる。事実、流経大FCのスタメンは全員1年生である。




 話を「流経大FCvsブリオベッカ浦安」に戻す。

 試合会場となったRKUフィールドは、客席がなく、ピッチ脇にベンチがあるのみで、選手との距離が非常に近い。


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 試合運営は流経大の学生が行っており、何とも地域リーグらしい牧歌的な空気が流れている。


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 地域リーグだと、こんな改名もよくあることだ(と思う)



 昨年の浦安は公式サイトで、「浦和レッドタイダモンズ」「浦和レッドタイヤモンズ」なんて誤植をやらかした。人のことは言えない。


 
 そんなくだらないことを考えていたら、選手入場

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 浦安は、出場停止の田中貴大に代わって、都並智也が今季初先発。

 都並は守備で後手に回ることもあったが、機を見た攻撃参加はさすがだった。(都並敏史テクニカルディレクターがベンチ入りしたことも影響したかも?)


 縦パスをミスしたとき、右サイドバックの山崎紘吉(本来は左)から「厳しい言葉」を浴びせられていたが…


 前半立ち上がりに、竹中の豪快なミドルシュートが決まり、浦安先制。

 その後は、流経大FCが攻めるも、スコアは変わらず。

 流経大は、浦安DFラインのすぐ前でボールを奪う
(ミスターサイトーが、「危ないよ!!」と叫ぶくらいの)ビックチャンスもあったが、それも活かせず。


 前半は1−0浦安リードで折り返す。


 後半に入ると、浦安が主導権を握る。流経大FCの対応は、明らかに後手に回っている。

 
 後半10分ころ、浦安の田中俊哉がボールをキープしているところ、流経大の選手がボールを奪おうとして、明らかにスパイクが入る。(その音は、浦安サポまで聞こえた)

 しかし、ノーファールの判定。浦安サポが「極端に流す審判だな」と嫌な印象を強くしたときに、あってはならないことが起きる。




 上松が、前線にスルーパスを出そうとしたときに、悪質なタックルを受けてしまう。

 もんどり打って倒れたが、主審はアドバンテージをとる。田中俊哉のシュートがオフサイド判定になったところで、ゲームは中断。
 浦安の選手は、審判と流経大の選手に怒号を浴びせる(当たり前だ)。


 上松は、右ひざを動かせず、担架でピッチを後にした。全治8か月の大怪我から復帰したばかりなのに………

 
 おれは、清水康也の1件を思い出してしまった


 結果として、このアクシデントが浦安の選手を駆り立てた。

 流経大FCに、危ないシーンを作られることは特段無かった。交代でサイドハーフに入った岩永&小田は決定機を何回も演出した。


 このまま、浦安は1−0で勝利。鬼門のアウェイで、貴重な勝ち点3を取った。




 試合後の上松は、何とか自力で歩ける状況だったが、短期間での復帰は考えないほうがいいだろう。

 勝つには勝ったが、アクシデントが重くのしかかる… 



 次節はアウェイでFC KOREA戦(23日土曜日13時)。試合会場は「赤スポ」

 近距離アウェイは、応援が盛り上がりやすいシチュエーションだ。厳しい戦いはまだ続くが、この試合は特にノリ応援を楽しむつもりだ。スペリオ城北の応援が、大変マジメに見えるくらいに


posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 11:55| Comment(1) | 2015 ブリオベッカ昇格 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする