2018年12月23日

平成30年の応援を振り返る

平成30年の応援…開き直るしかない



今シーズンの開幕前、おれは上記のブログを更新した。その中で、以下の文章を綴った。

「試合結果だけを求めないで応援するつもり。心の中では、残留できれば合格点だ。」




戦術面での不安が大きい故に、このような心情を抱いた。そして、リーグ開幕戦@浦安市陸 を迎える。


桜が満開の中、「あけましておめでとうございます」というあいさつを交わしたことは、よく覚えている。



この試合では、陸上競技場ゴール裏の芝生から選手たちを応援した。(Jリーグのサポ向けに解説すると、西京極のゴール裏くらい見づらい)


しかも、ホームゴール裏は、入場口から1番遠い場所。声出し隊の周囲は、観客がまばらだった。1,300人以上の来場者だったが、一体感をもった応援はできなかった…


応援がやりづらいと感じた理由は、もう1つある。


昨年末をもって、浦安のコアサポが、アイデンティみらい へ移籍したことだ。


結果として、コールリーダーがいるようないないような状態が1年中続くことになる。


個人の意見では、自然発生的な応援への移行段階と捉えれば、特に悪い状況と考えていない。



参考:
未熟な声出しは、清心温泉を目指す!



おれは、コールリーダーの有無に関係なく、居心地のよい応援エリアを目指している。


しかし、皮肉なことに、おれが観戦していない試合で、そうした雰囲気に近づいた。



5月のvs川向こう

ただただ悔しい 浦安 VS 23(青白サポの観戦日記)


熱くなった江戸川クラシコ(浦安にサッカーチームできたらしいよ)


9月のvsつくばFC(ホーム最終戦)

ホーム最終戦!(浦安にサッカーチームできたらしいよ)





おれ自身が、「居心地のよい応援エリア」をつくっている、とは考えていない。



ただ、その雰囲気を少しだけ応援エリアにいないみなさんへ、伝えることができたと思うシーンがある。


7月のvs栃木ウーヴァ の試合前に行った、ちょっとしたイベントだ。


浦安市陸を「祭り会場」にしたい!?



おれが半分ゲスト・半分キャストであることを意識して行ったイベント(!?)は、概ね好評だったようだ。来シーズンは、べか彦くん・スタジアムグルメというキラーコンテンツを活かして、応援エリアの雰囲気のよさを間接的に伝えたい。









追記:おれは、応援歌(チャント)を作成するセンスが、ゼロに近い。

   そんなおれだが、広島カープ好きとして、1つだけお願いがある。



来シーズン、広島カープの2文字応援歌を模して、「MARU」と合唱するのは、やめていただきたい。








ニセモノの1万円札を、ピッチに投げる恐れがあるからである。
posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 00:18| Comment(0) | 2018「魔境の関東」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月11日

今年のブリオベッカ総括(成績編)

昨年のJFLから、今年は関東サッカーリーグに降格したブリオベッカ浦安


浦安市陸で行われた開幕戦の

スタメンを正確に覚えている人は、何人いるだろうか?




正解は、以下のとおり


GK 山田
DF 秋葉 富塚 笠松 釣巻
DMF 石井 丸山
OMF 坂谷 村岡 幡野
FW 柏瀬


この試合では勝利を収めることができたが、


メンバーを固定することが難しく、適正ポジションに配置できなかった選手も多かった。


富塚がDF、石井がDMFであることに、当時の監督の苦悩が伺える。
昨年の降格という結果が招いた悲劇だ


今年の浦安のように降格したシーズンは、(当然ながら)競技レベルが下がるので、守備はある程度よい結果になることが多い。


降格したシーズンにおいて、守備で最悪の結果を残したのは、あの前田浩二が率いる
2012年のアビスパ福岡だと思っていた。

2012年 アビスパ福岡 Season Summary(Football LAB)


当時のアビスパは、相手を完封できた試合が、42試合中わずか9試合のみ(4.7試合に1回ペースで完封)



しかし、今年のブリオベッカは、

18試合中だったの3試合しか相手を完封していない(6.0試合に1回ペースで完封)


今年は、リーグ戦で28失点を喫したが、失点する時間帯は、立ち上がり15分と終了間際に集中している。


1分〜15分 8失点
16分〜30分 3失点
31分〜45分 4失点
46分〜60分 5失点
61分〜75分 2失点
76分〜90分 6失点
(前後半のATは、それぞれ45分と90分で計算)


総失点の50%は、立ち上がり15分と終了間際15分の30分間で生まれている。


これでは、勝ち点が伸びない。必然の結果だ。


チームの勝ち点を伸ばすには、長所を伸ばすよりも、
短所をなくすほうが優先される。


最たる例が、2012年のガンバ大阪だ。

年間最多得点で得失点差もプラスにも関わらず、J2へ降格した。

2012年のガンバ大阪(Football LAB)



よって、来季の補強は、CBが急務。


(JFLに所属していた昨年もCBを複数人補強したが、選手起用が最悪だった。
例1.開幕戦でスタメンに抜擢するも、スルーパスを通されるピンチを作ったことにより、1点リードにも関わらず途中交代。サイドハーフで出場していた選手がCBに入り、セットプレーから同点に追いつかれる。
例2.主力の怪我や出場停止がないのに、アウェイのソニー仙台戦で初出場させる。強敵相手に、成す術がなかった。)
)


GKは、中島宏海のような選手が入団したら嬉しい。しかし、それは高望みだろう。



今シーズンのホームゲームは有料試合だったが、それに見合う試合内容だったのは、2〜3試合だけ。


観戦する価値のある試合にするため、選手の移籍については下記の2点を優先してほしい。


層の薄いポジションで適格な補強ができるか?(層の厚いポジションの選手を獲得することは、補強とはいわない)


ボランチのコンビを、富塚隼と丸山晃生にできるか?(この2人よりも強力なら、素晴らしいが…)










追記:今年の関東サッカーリーグで思ったこと




圧倒的な強さでリーグを制した栃木ウーヴァは、地域チャンピオンズリーグ1勝もできなかった。




関東サッカーリーグに所属するいくつかのチームは、

「有名なチームに所属した選手」や「代表歴のある選手」「助っ人」を揃えれば昇格できる!と考えている関係者が多い。


さらに、一部のサッカーファンは、今年の関東サッカーリーグを「地獄の関東」と称していた。しかし、全社でベスト4に残ったチームはゼロ。リーグ優勝したチームでも、地域CLで決勝ラウンドにすら進めない現実を甘く見ないほうがいい。



このままでは、他の地域リーグから、実力・人気ともに取り残されるのは必至。

有名な選手を獲得することは、チームを強くする「手段の1つ」にしか過ぎない。選手が育つ環境を整えるために、チーム上層部が一体感を生み出せることが、何より重要だ(チーム上層部と選手の距離感、優秀な指導者、練習の雰囲気 etc. )。



今年の松江シティや鈴鹿、FC刈谷を観て、その想いは強くなった。
posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 22:40| Comment(0) | 2018「魔境の関東」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年12月10日

田中貴大、レノファ移籍に思うこと

天皇杯決勝の試合参戦後、埼玉高速鉄道乗車中に、下記のリリースを確認した。

【トップ】田中 貴大選手 移籍のお知らせ


天皇杯の結果を10%くらい忘れさせる文面を見たとき、レノファ山口の監督の顔を思い浮かべた。


霜田正浩氏である。



レノファの監督に就任する前、ベルギーのシントトロイデンVVでコーチをしていたが、その直前、


ブリオベッカ浦安のトレーニングを2週間だけサポートしていた。



指導者として「一意専心」選手に信頼される本質追究(2017年8月の日刊スポーツコラム)


熱を持っている大人(ブリオベッカ浦安・柴田峡監督) (ゲキサカ)




今にして思えば、浦安が、柴田監督・霜田臨時コーチという指導者に巡り合えたのは、本当に幸せだった。無理なことは承知だが、この首脳陣を再び浦安で見たい。


2人がタッグを組んだときの試合は、昨年7月、ホームのFC大阪戦だ。


FC大阪はJFLの強豪チーム。片や浦安は、前半戦15試合で勝ち点はわずか9。

遅まきながら、3週間前に監督を交代したばかり。試合前までの対戦成績は、当然のごとく浦安の全敗。


しかし、チームの弱点を補う準備をしてきた浦安は、FC大阪に決定機を作らせない。

右サイドのウィングバックでプレーする田中貴大は、相手陣内で、果敢に仕掛ける。その結果、右サイドが起点となり浦安が2得点を挙げる。

結果、浦安は、FC大阪から初勝利を挙げた。


その試合の観戦記
浦安SCのOBが大集合





浦安の田中貴大が、1番輝いて見えたのは、上記のFC大阪戦。

しかし、1番印象に残っている姿は、その2年前。浦安に移籍した直後のこと。


JFLに昇格する前の関東サッカーリーグ、ホームの浦安市陸で日立ビルに敗戦を喫した試合だ。


試合終了直後から、自分自身に苛立っているように見える貴大の姿は、昨日のように思い出す。おれの記憶が正しければ、試合後の観客のお見送りにも登場しなかったはず。


浦安が負けたときは、うなだれる選手が多いだけに、より印象に残った。



浦安に4年間在籍していたが、いろいろな出来事を思い出す。


・中盤が本職だったのに、右サイドでも左サイドでもオーバーラップで存在感を見せた田中貴大

・子どもたちから「貴大コーチ」と呼ばれる姿が、かっこよかった田中貴大

・警告をもらう光景が、恒例行事となってしまった田中貴大





今回の移籍は、カテゴリーが3つも上がるので、特進といえる。

しかし、能力を考えれば、スタート地点に戻っただけとも考えている。


レノファ山口は、パスをよく繋ぐサッカー。ただし、浦安ほどサイドに重点を置いていない。前線の攻撃陣は、とにかくスピードが速いので、それに合わせられれば、出場機会はあるはず(6月の vsファジアーノを現地観戦したときのイメージ)。


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おれ自身は、今回の移籍で寂しい感情なんて、一切湧いてこない。


田中貴大に対して、大きなサポートをしたなんて思っていないが、言いたいことは1つだけ。



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維新劇場を担ってくれ!!
posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 23:07| Comment(0) | 2018「魔境の関東」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする