2018年05月13日

少しだけ成長している

本日は、全国各地で天皇杯都道府県代表決定戦が行われた。

千葉県では「ブリオベッカ浦安vsVONDS市原」の試合が開催。


2年前にも、同じカードで代表決定戦が行われており、そのときは2-0でVONDS市原の完勝。


負けに不思議の負けなし!

浦安ファンからすれば、悔しさを通り越して「怒り」の感情が湧き出る試合だった。
(おれは、あらゆる感情を通り越して「無の境地」だった)


今日の試合は、VONDS市原が圧倒的優位。浦安が「自分たちのサッカー(試行錯誤を始めた段階)」でどこまで善戦するのか?という構図だった。


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キックオフ直前に、浦安が「新しいフォーメーション」であることを把握。


「自分たちのサッカー」への本格的なチャレンジが始まった。


前線ではない選手もいいシュートを打ち、予想に反して五分五分の展開。

浦安のDF陣も踏ん張り、VONDSの強力なアタッカーには、決定的な仕事をさせない。

前半はスコアレスで折り返す。

後半はVONDSが決定機を作り始め、浦安GK山田のファインセーブが目立ち始める。その矢先、セットプレーの流れからVONDSが先制点を挙げる。

今までの浦安なら、選手が下を向く展開だったが、今日は違う。

痛い失点を喫しても、選手は落ち込むことなく反撃に出る。

キックオフから1分経たぬ間に、田中貴大のクロスから、最後は村岡が押し込んだ。(副審が顔の真上で旗を振った瞬間、おれは同点なのに大喜びした)


しかし、その直後にアクシデントが。村岡が頭を打ち負傷退場してしまう。試合は5分以上中断。

中断明け、VONDSのショートカウンターが発動し、勝ち越しを許す。


浦安は途中出場の幡野が中心になって同点を狙うも、ラストパスの出し手と受け手のリズムが合わない。このまま試合終了。



試合後は、お互いに相手のチームコールをしたが、江戸川クラシコで負けるより、ずっと「悔しい」。天皇杯代表を逃し、すぐに切り替えることはできない。一部の浦安ファンは、VONDSサポに会った模様だが、おれにそんなことはできなかった(村岡の負傷退場も、今後を考えると非常に痛い)…



本当は、応援席の様子も書きたかったが、今日はこの辺りで終わり。



今夜、羽田空港から海外に行ってくる!
posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 20:35| Comment(0) | 2018「魔境の関東」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月15日

ブリオベッカ、歴代キャプテンの役割とは

春の嵐が関東に吹き荒れた昨日、ブリオベッカ浦安のホームゲームが浦安市陸で行われた。

キックオフ時刻が15:30なので、昼過ぎに着いても時間を持て余す、はずだった。その間、


おれは隣接する野球場で




高校野球春期県大会予選をじっくり観戦。浦安ファンが数人、同じように観戦していた。

このゲームを観るために、舞浜へ来てよかったと思える試合だった。


野球の試合終了直後の14時ころ、オルハさんの肉料理が販売開始。ジャークチキンは相変わらず美味(写真なし)。

浦安市陸が開門。

2週間前のように海風が強い。

今日も声出し応援のエリアに、他チームのファンが数人来てくれた。中にはお土産(きび団子や菓子)を持ってきてくれた方もいた。ありがたいことだ。

小さいお子様からは、↓をいただいた。
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声出しエリアで、いろいろな話をしているうちに、選手がアップのためにピッチへ出てくる。


今日は「なぜか」太鼓が複数あり、子どもを含めて、叩くファンが続出した。

おれは、この時点で、バックスタンドで応援できてうれしいと感じていた。


練習を終えた選手が、一旦控え室へ下がる。
スタンドを見渡すと、開幕戦ほどではないが、昨年の柏の葉開催時よりも多くのファンが来ていた。
(公式発表で458人)


そして、選手入場。

いつも通りの歌で、いつも通りスタメン選手のコールをして、キックオフ。

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立ち上がりはチャンスもピンチも少なく、穏やかだった。

浦安は、自陣でもつなぐので、DFラインでのボールまわしは、相手の強いプレスを受けやすい。特に、今年キャプテンを務める富塚は四苦八苦する場面も見られた。
応援席は、ざわつくこともあった。しかし、そんな雰囲気で、選手が成長することはない。選手の足を引っ張っているだけだ。
良いチャレンジだと思ったら声援を送り、変なプレーが見られたら励ますことが、おれの基本的な観戦スタイルだ。今の応援は、「半分自然発生的」になっているので、ピッチ内もピッチ外も試行錯誤といったところだ。

膠着した展開を打ち破ったのは、浦安だった。右サイドからクロスを上げると、そのこぼれ球を拾ったのは坂谷。豪快にネットを揺らし、先制点を挙げる。

エレクトリカルパレードが、バックスタンドで始まる。開幕戦は芝生エリアで応援したので一体感はさほど味わえなかったが、今日は違う。一体感を感じる。

得点直後も、「楽しむよりも浮かれない」ことを心掛けながら応援を続ける。
ピッチ上でキャプテンの富塚は、声を張り上げ選手を鼓舞する場面もあった。ほんの少しではあるが、キャプテンの役割は果たしているように見えた。
しかし、流通経済大学FCに同点ゴールを決められる。それでも、応援は続く。子どもたちも、自然発生的な応援で選手を後押しする。

このままスコアは動かず、前半終了。
ハーフタイムは、べか彦のダンスがピッチ上で披露される。いつもなら、拍手しながら見ているが、
今日は一緒に踊った(第三者がみれば、タコ踊りをする変質者だったかもしれないが)。

そうでもしないと、寒いからだ。子どもたちも何人か踊っていたが、べか彦や子どもたちは「笑顔で」踊っていた。もちろん、おれには無理。


勝負の後半。

最終ラインは、前線へ良いパスを送るも、チャンスにもっていけるシーンは少なかった。
おれにとって、この時間帯の浦安は「ハンス・オフト率いる浦和レッズ」のサッカーに見えた。

当時のレッズは、自陣でボールを回し、相手にあえてプレスをかけさせる。相手が前がかりになったところで、裏に長いパスを出す。そのパスをエメルソンや田中達也が仕留める。そんなサッカーをしていた試合があった。

しかし今の浦安に、自陣でのパス回しが上手な選手は、そんなにいない。とてつもないスピードのあるストライカーもいない。

試行錯誤の続くサッカーを相手にして、流通経済大学FCの選手たちは、実力を発揮し始める。

雨や風をも味方につけるように、勢いに乗った攻撃を繰り出す。浦安は何とかゴールを割らせない守備が続く。それでも、危険な位置でファールをしない粘り強さはあった。ゴールライン上で、フィールドプレーヤーがクリアするシーンもあった。

残り10分を切ってから、交代カードが5枚まで使えるルールを活かし、浦安は攻勢をかける時間もあった。しかし、チャンスらしいチャンスは、ほとんどなかった。



引き分けが濃厚となった後半45分、浦安市陸に歓喜が訪れる。

左サイドでボールを前に運び、相手DFラインの前で逆サイドに展開。

この日が初出場となった太田泰河がパスを受ける。すかさず前に出して、長い距離を走っていた秋葉勇志がワンタッチでシュート。

見事にゴールが決まり、貴重な勝ち越し点を挙げる。

応援席は喜びが爆発していた。声出しも、子どもたちも、めちゃくちゃ喜んでいたが、ピッチ上もすごかった。








重責を担っているセンターバックの富塚はもちろん、ゴールキーパーの山田まで駆け上がって来ていた。


その姿を見たおれは、ピッチの真ん中に視線を移す。センターサークルに立っていたのは、反撃したい流通経済大学FCの選手

ではなく


笠松亮太。


このゴールシーンの前後に、歴代キャプテンの個性が表れているようにみえた。


残るアディショナルタイムの反撃を耐えて、試合終了。


ブリオベッカが、勝利を挙げた。




試合後は、歓喜のラインダンスが行われる。何度やっても、幸せを感じる光景だ。









ブリオベッカは、羽中田監督が率いて、新しいスタイルに試行錯誤している。

スタイルが変わっても、選手たちがハードワークをし続けることは変わらない。いつだって、その先には、子どもたちの笑顔が待っているのだから。




追伸:おれと声出し数人で撤収していたとき、チームの応援幕をボランティアの方と都並さんが片付けてた。ある意味すごいハードワークだと思っていたら、声出しの1人がFOOT×BRAINの特集について質問していた。
 個人的には、「日本代表監督就任のオファーはなかったんですか?」と質問したかった…

 今にして思えば浦安市陸にいる間、一切日本代表の話は出なかった。それくらい、みんなブリオベッカに(スタグル&べか彦を含む)夢中だったのだろう。
posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 21:49| Comment(0) | 2018「魔境の関東」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年04月09日

横浜猛蹴は自然体。だから強い。

春らしい陽気な気候となった昨日、関東サッカーリーグ1部 横浜猛蹴のホームゲームが保土ヶ谷公園サッカー場で行われた。

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関東リーグやJFLで使用するのにピッタリな環境のサッカー場で、観戦するテンションも上がる。

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試合前のシュート練習で、相手選手たちは、芝生観戦エリアにどんどんボールを蹴り込んでくる。ゴール裏住民としては、理想的な距離感だ。

地域リーグらしく、特にアナウンスのないまま、選手入場を迎える。

横浜猛蹴の写真撮影は、いつも通り自然体だった。





そして、キックオフ。

横浜猛蹴は、相手チームに一方的に押し込まれる展開となる。しかし、相手チームがチャンスを逸したこともあり、スコアレスで前半を折り返す。


迎えた後半、相手チームが先制点を挙げる。相手チームのファンは、目の前でゴールが決まり、ハイタッチの嵐のち「エレクトリカルパレード」を繰り広げる。実に楽しそうだ。


なのに、その間、横浜猛蹴の選手で下を向く者はいなかった。
エレクトリカルパレードが終わった直後に、同点ゴールをたたき込む。

相手選手が意気消沈しているのを見逃さず、すかさず逆転ゴールを決める。


交代カードが5枚まで切れることもあり、ビハインドを負った相手チームは、すかさず選手を替える。
横浜猛蹴は、ずっと守勢だったが、決定的な場面はほとんど作らせない。

攻勢に転じたとき、崩しきれない場合は、多少遠目からでもミドルシュートを撃っていた。相手にカウンター攻撃をさせない有効な手段だ。

相手チームは、交代枠をフルに使い、ロングスローを発動させるなど、あらゆる手段を尽くしたが、ゴールを割れず。このまま試合終了。

2−1で横浜猛蹴が勝利を挙げた。


整列の直後に、横浜猛蹴の選手たちが相手チームのベンチへあいさつに向かう。
そのとき、相手チームのファンから「横浜猛蹴!」コールが起きる。
横浜猛蹴のファンからは、お返しのチームコールが。


相手チームの選手たちは、ファンにあいさつしたが、選手の表情は「自分自身に腹が立っている」ように見えた。仕方のないことだろう。

一方の横浜猛蹴の選手たちは、大喜びで記念撮影をしていた。とてもカッコよく見えた。

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その後、相手チームのファンのところへ、あいさつに向かった。





相手チームのファンは、発破をかける。
「自信をもっていいぞ!でも、こんな雑魚チームに勝ったからって、喜びすぎだぞ!」
(ここら辺から、横浜猛蹴の選手たちは笑い始める)
「ウーヴァやユナイテッドに勝ってから、大喜びしてくれ!!」

そして、別のファンは
「とーゆな、たおせ!たける!!」
コールを猛蹴の選手に送っていた。





ここから本題


まず、試合後に横浜猛蹴の選手たちへ発破をかけた相手チームのファンは、おれだ。偉そうな発言で失礼だったかもしれないが、本音を叫んだ。

ブリオベッカ浦安は、1−2で負けた。しかし、「悔しい」という気持ちは、ない。試合終了直後も、現在も「敗戦は必然」だと考えている。主な理由は以下の2点。


・サッカーは「弱連結のスポーツ」(ストロングポイントよりも、弱点のほうが勝ち点に大きく影響する)なのに、弱点を改善する気配がないまま今シーズンを迎えたこと

・選手たちのメンタル面が、全く改善されないこと


特に、メンタル面については、
「○○する」「○○をしよう」ではなく
「○○しない」「○○をしなければならない」という悪循環に陥っていると思われる。
この悪循環は、簡単に抜け出せないだろう。なぜなら、試合中に「○○するな!」「○○をやれ!」と怒鳴り散らす(散らした)居丈高な人がチーム内にいるから。


この試合でもシュートを決められず、頭を抱えてしゃがんでしまう選手が何人かいた。

特に、至近距離のシュートをポストに当てて、そのボールがPA内で転がっているときに頭を抱えた選手については、

「やれよ!こけてんじゃねぇよ!お前!」
のような厳しい言葉を浴びせた。

参考:



おれの記憶上、2〜3年前にブリオベッカで大活躍したストライカーは、シュートを外しても頭を抱え座り込むことは、1回もなかった。



失点しても、下を向くことなく反撃に打って出た選手たちのいるチームが勝利。
失点して弱気になる選手や、シュートを外して頭を抱え座り込む選手のいるチームが敗北。

必然の結果としか言いようがない。




サッカーは、基本的に足でボールを扱うスポーツなのだから、決定機を外すことは仕方ない。
日本を代表する選手ですら、決定力がないと言われるのだから。
ハリルホジッチ監督が日本の決定力不足に警告。W杯前回王者を引き合いに”シュート”を力説(サッカーダイジェスト)


しかし、試合中に下を向く選手については、今後も厳しい言葉を言い続けるだろう。
浦安のジュニアユースの子どもたちにとって、トップチームの選手は「憧れの存在」であり続けてほしいから。




万が一、トップチームの選手が下を向き続けるのであれば、おれは


スーツ&オールバックの髪型&フチなし眼鏡&鉄パイプ装備で浦安市陸に行く。
posted by 東スポ(東小岩スポーツ) at 22:09| Comment(0) | 2018「魔境の関東」 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする